(遠い日の記憶。)🦜
僕が・・・ね。
まだ、
とても幼い頃
・お母しゃんから
稲穂を貰おう
としたら
(勢い余って巣から
落ちたんだよ。)🦜
・人間しゃんが
皆困って
いたら。
「女の事務員しゃんが
ピンセットを
口觜にして
お米を
食べさせてくれて、
・右手で、仕事をしながら、
・左手で
僕を、温めてくれた。」🦜
《生命の、恩人なんだ。》
【母性本能は。
すずめ、も
人間しゃん、も
同じで、凄いもの
なんだね。】
(空を見上げて心に浮かんだ事。)🦜
・あのね。
僕が巣立った時、
羽根の力が
足りなくて、
飛べ無かった。🦜
(でもね。)
《僕は、想ったんだ。
あの大空を
自由に
飛びたい。》🦜
「あれから、数年・・。
・僕は
大鷲にも
負けない、
鳳凰に、
成れたんだよ。」🦜
【伝説は、本当だったんだね。】
(終わりにしよう。)🦜
あのね。
僕・・・ね。
娘雀しゃんと
喧嘩してから
口を聴かなかった。
(でもね。)
「口を聴かないと
だんだん、
寂しくなって
涙がこぼれる
様になったんだよ。」🦜
《やっぱり、
喧嘩は良くない。
明日は、
娘雀しゃんの
大好きな、
稲穂を持って
ごめんなさいと
言おう。》🦜
【だって、未来の
奥しゃんになる、
すずめ、しゃんだもの。】
(手を取り合って。)🦜
あのね。
最近、お友達が
出来たんだよ。🦜
僕と同じ位の
娘すずめ、しゃん
なんだけど、
(すごく個性的
なんだよ。)
「普段は
とっても、
優しいんだけど
ときに、
気性が
荒く為る
ジャジャ馬、
なんだよ。」🦜
・《首を、少し傾けた姿は
素晴らしく、可愛くて
キュー卜・・なんだけど、》
・此の前なんか、とまり木の
取り合いに
なって僕の脚を
掴んで、
馬乗りになって
眼光鋭く睨むんだよ。🦜
【凄く、怖かった。】
✣でも、普段は仲良しなんだ。🦜
(優越感、劣等感。)🦜
あのね。
僕も、少しだけ
優越感が
有るし、
劣等感も有るよ。🦜
(それはね、僕が
神様の使いの《眷属》
で有るからじゃ
無いよ。)🦜
・そんなの、自慢にも
成らない。🦜
(僕の、優越感はね。)
「日の出前に、目覚めて
皆んなに
幸せを、渡す
役割を持って
いる事なんだよ。」🦜
✣ 劣等感は
僕が、まだ
小すずめ、だから
・雷様の[ゴロゴロ]が
怖い事かな。🦜