(入道雲。)🦜
僕は・・ね。
蒼く広い
大空に
モクモク
湧き上がる
入道雲の下に、
何処までも
広がる
青い稲穂が
✣大好きなんだ。
(空には、虫達が、
稲穂には
まだミルク状の
お米が・・。)
・大好物が、いっぱい有るよ。🦜
《でもね。》
「此の前、
急に暗くなり、
雷が光って
物凄い 雨風で
とっても、
怖かった。」🦜
【僕は・・
ブルブル、震えて
居たんだけど
娘雀しゃん。には
秘密にしてね。】
[お願い。]
(夏。)🦜
あのね。
夏は、
僕にとっても
やはり・・暑い。🦜
・羽根も、有るし。
・僕は
汗を掻け
無いから
・犬と同じで
口觜を開けて
熱を逃がす。🦜
(それでも、暑い時は
羽根を少し、浮かす、
太い血管が、有るから。)
・気嚢からも
熱を逃がせるんだけど。
「やっぱり、日陰に
入るか、水浴びが
一番だね。」🦜
【みんなは、知らないと
思うけど、僕の様な
若い鳥は、
近親交配を避ける為に、
移動するんだよ。】
✣ちなみに、娘雀しゃんと
僕は、今・・熱々なんだよ。🦜
(ここではないどこか。)🦜
あのね。
僕は、
とっても
怖がりなんだね。🦜
・この前も
田んぼの
稲穂を
食べようと
したらね。🦜
(怖い顔して
全然動かなくて
僕を睨んでい
るんだよ。)🦜
・だから
「ここではないどこかを
探したんだけど
食べ物が
ここしか無くて、
良く見たら
・僕を、睨んでたのは・・。
《案山子、なんだよ。》
・だから
みんなを呼んで
お腹いっぱい、
食べたら
凄く美味しかった。」🦜
【また、食べたいな。】
(君と最後に会った日。)🦜
あのね。
・春生まれの
娘雀しゃんが
親離れして
・独り立ち
した時。
・僕は、
とっても
寂しくて
もう、会えないと
思った。🦜
(そして。)
「僕も
独り立ちして
恋人探してた
とき・・・。」🦜
・とても、綺麗な
すずめ、に会った。 🦜
《それが、あの時の
娘雀しゃん。
だった。》
【もう、二度と
離れ無いでね。
お願い・・。】
(繊細な花。)🦜
あのね。
【すずめ、と
・彼岸花の 謎。】
[このお話。]
(知ってる、かな。)
・すずめ、は・・・・・ね。🦜
《花が、咲かない時は、
彼岸花を
危険視
しないんだよ。
・もちろん、毒。は
有るけど》🦜
でもね。
「彼岸花が、赤い花が咲くと
雀は、此の花を
すごく、怖がるんだね。
つまり、毒を持つ花として
何かが観えるんだね。」🦜
✣雀は、人間しゃんの
視えない
紫外線も、
視えているんだよ。