(恋物語。)🦜
・僕は、まだ
くちばし、が
黄色い、
こすずめ、だから。🦜
《恋の物語は、語れない。》
でもね。
「恋した、事が有るんだよ。
ちゃんと 恋した事も
伝えたよ。」🦜
《羽根をね、少し下げて
小刻みに 震わせるだね。》
・そしたらね。
娘雀しゃんは、
少し、微笑んで
飛んで、行っちゃった。🦜
(失恋、恋物語。)🦜
(真夜中。)🦜
あのね。
すずめは・・
人里離れた
巣の中で、
眠ると思って
いるでしょ。🦜
(でも・・違うんだね。)
「本当は、市街地の
街路樹に とまって
眠るんだね。🦜
・僕なんか、
真夜中に
寝言を言う事も
有るんだよ。」🦜
(愛があれば何でもできる。)🦜
・それはね。
人間界の、幻なんだよ、🦜
(雀の、世界は
そんなに 甘く無い。)🦜
この前も・・・。
「僕が、家の屋根に
いた時、
・ 隣の、屋根に
可愛い、娘雀に
会おうと、
飛んだらね。」🦜
《力尽きて 地面に、落ちた。
娘雀は 何事も無く
飛ん出った。》🦜
(後悔。)🦜
・みなしゃん は、
・僕達 雀は
お米が 主食と
思っているよね。🦜
もちろん。
(白米も好きだけど、
青米が好きだし、
昆虫も、食べる
雑食性なんだよ。)🦜
《それで・・。》
「この前、一番好きな
菓子パンを、見つけたから
君と、半分個する、
つもりが ひとりで
食ちゃった。」🦜
(風に身をまかせ。)🦜
・僕達
すずめ、の羽根は
そんなに 大きく無いから
(羽ばたいて 飛ぶ。)🦜
《 だけど・・。》
「偶には 大鷲の様に
風に身をまかせて
悠然と、飛んで
みたいな。」🦜