NoName

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8/16/2024, 9:53:01 AM

誰もいない夜の海に1人で来た
月と星のあかり以外、ほぼあかりがない海は私の心のように真っ黒

「同じ黒でも海は綺麗だな…」

水面に映る月や星
それらを見ながら押しては引く波の音を聞くだけで黒く染った心が洗われるような気がする

夜の海は私にとって癒しの場所
この時間は誰であっても邪魔はされたくない

8/14/2024, 9:22:31 AM

仕事する上で何が大事だと思う?
そう聞かれると大抵は「報連相」とか職場で必要なスキルを言うだろう
でも、俺が1番大事なのは心の健康だと思う

8/13/2024, 5:40:51 AM

俯きながらギターを弾く姿
張ってる感じでは無くボソボソと歌う声
君の身体全てで奏でられる音楽が好き

8/12/2024, 7:52:37 AM

麦わら帽子

白いワンピースに麦わら帽子を被って家を出る
鍵をかけて振り返ると笑顔で待っている彼がいた

「おまたせ!」

「今 来た所だから」

彼の隣に立つ
彼のさす日傘に入りながら楽しくおしゃべりする

8/11/2024, 4:15:28 AM

「ねぇ、人生の終点っていつだと思う?」

突拍子もない友の発言に素っ頓狂な声が出る

「いや、ふとさ思ったんだよ…
電車やバスの様に人生にも終点があるとしたらどこなんだろうって…」

酒が回り、変な方向に思考が進んでしまったんだろう
友の顔から手元のグラスに視線を移す

「それは人それぞれなんじゃないか?」

「人それぞれ?」

俺の答えに友は興味深そうに聞き返してくる

「そう
死んだ時が終点だと思う人もいれば、関わりがあった人達の記憶から消えた時が終点だと思う人もいる
だから、人それぞれじゃないかって…」

そこで酒を1口 飲む

「人それぞれか…」

友はそれだけ呟くとまた思考の海に沈んで行く
ブツブツと呟きながらあれこれと思考を巡らせている友を横目にグラスに残った酒を一気に飲み干す

「考え事をしてる場合じゃないぞ」

友の肩を揺らして現実に戻す

「終電に間に合わないぞ!」

俺のこの言葉に友はグラスを仰ぎ、店員に「お会計で!」と言った

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