逆さま
君を見た瞬間、恋に落ちたよ
遠い存在の人なのに
会えない人なのに
声すらかけられない
私の存在すら知ってもらえないのに
天と地、まるで逆さまの世界を歩いているみたいに、
私と君との世界はあまりに違いすぎるけど、
それでも、君のことが世界で一番大好きだよ。
鳥のように
鳥のように空を飛べたなら、君のもとへすぐ辿り着けるはずなのに。
さよならを言う前に
ずっとずっと好きだったんだけどな。先輩のこと。
一度振られても諦められなくて、色々頑張ってみたけど、気づいたら隣には女の子がいた。
あぁ、私じゃダメだった。
あと1年、あと1年早く生まれてたら、もっと仲良くなれたかもしれないし、同じクラスだったかもしれないし、もしかしたら、付き合えたかもしれないって何回も思った。
あなたを好きなって、傷付いたことも沢山あった。
数えられなくらい涙を流した。
それでも、好きだった。
本当に、あなたがいれば何もいらないって思った。
あなた以上の人はこれから先もずっと現れないんだろうな。
来年の春が来ればあなたはいなくなる。
もう2度と会えないかもしれない。
なんで、なんで、悲しくなるの。
傷付いたことだって何回もあるに。
いなくなって清々するって思ってたのに。
私はあなたの何でもない、なのに、隣にいたい、隣にいて欲しい、隣でずっと笑ってて欲しいなんて思うの。
でも、2度と会えないかもしれないから、最後は笑って
さよならしないとね。
さよならなんて言えないかもしれない。
だけど、さよならの前にとびっきりの笑顔で
"大好きでした"って伝えないと。
あなたの中の私が、少しでも笑顔の私にするために。
最後の私が泣いている存在なんて嫌だから。
先輩、ずっと、ずっと、大好きでした。
さようなら。
空模様
いつの日か、どこかで聞いた。
ー雨は、神様の涙なんだよー
ー雨は、今までの自分の罪を洗い流してくれるー
雨が降るたびに、空を見上げて今、神様は泣いているのかな。
と思うし、
基本的に雨に濡れるのは嫌いだけれど、私の汚れきった心と罪を洗い流してくれるなら雨に打たれるのも悪くないかなと思う。