のう ねいむ

Open App
4/7/2026, 10:09:22 AM

『沈む夕日』

空は表情を変えて
黒い雲達は秩序的に流れゆく
草花はやさぐれて風に吹かれて
そんなからっ風は乾燥した手のヒビに突き刺さる

オレンジと黒で染まった街は
どんどん黒味を帯びて
沈む夕日を見ていたら
私は明日に期待するのをやめようと思う

明日の青に期待をよせて
鏡の自分を笑顔にさせて
吐こうとした息を強く飲み込んだ

4/6/2026, 10:50:08 AM

『君の目を見つめると』

目を擦りながらお手洗いに向かう
洗って濡れた手をパジャマで拭いて
何かを求めてキッチンへ
その途中の光が入る窓には霧吹きがあって
それを流れるように取って3回吹きかけた
少し蕾をつけた葉っぱが艶やかに新緑色を輝かせる
そうして君は送り出してくれるのだ

家に帰れば真っ暗な部屋で
月明かりだけが差し込んでいる
シースルーのカーテンは揺れて
君の影は大きく揺らいで
電気をつければいつもの形におさまった
冷めた飯を電子レンジに入れて
待っている間に君の方に向かっていって
君をよく見ていたら新しい芽吹きを発見した
私の更地の心にも少し緑が生えた気がした

4/5/2026, 10:21:15 PM

『星空の下で』

壁も薄い狭い部屋に
今日もだらだら帰ります
料理をする気はありません
夜はツマミと缶ビール
テレビ番組を鼻で笑って
飲み干した缶を片手で潰して
そうしてベランダへ出ると
狭くはあれど夜空は見える

寒い風は私を通り過ぎて
星の温かい光が私を彩って
タバコに火をつけて
暗い街にまた星をひとつ灯した

4/3/2026, 10:26:54 PM

『1つだけ』

何か一つに特化したもの
何か一つに特化した商品
何か一つに特化した動物
何か一つに特化した人間
どれも羨ましく思います

私という人は色々なものを
まるで全部をつまみ食いしたかのような
そんな人間なんです
そういう1つだけを生きる人生に
憧れていました

でも実は1つだけ
飛び抜けたものがありました
それは自分の幸せを知りたいと思う
そんな気持ちでした

3/30/2026, 11:31:47 AM

『何気ないふり』

なんとも不向きである
外面では
嬉しいことをしてもらった時に
喜ぶフリをして
悲しい時や腹立たしい時には
怒りを抑える
時には出てしまう

なぜ喜びを人前で素で出せないのか
なぜマイナスを人に振り撒こうとするのか

なぜ内側の私は何気ないふりをするのか
なぜ私は私の良いと思う私を外へ出せないのか

Next