タイムマシーン
唐突に渡されたこのタイムマシーン
過去に行くか未来に行くか
どのくらいの時代に行くかすら選べるらしい
しかし、30分以上そこにいると戻れないらしい
正直に言う、使いにくい使いにくすぎる
30分しかいれないだなんて
散歩ぐらいしかできないじゃないか
でも、ほかの時代に生きるのは楽しいのかもしれない
ふと、手が伸びていた機械のダイヤルを回して回して
セットした
私が見てみたい世界は…
特別な夜
今日でやっとみんなと同じ年になれた
文房や雑貨のプレゼント!
大好きなクリームのケーキ!
何より大好きな人たちからのおめでとうの言葉!
嬉しいなぁ…毎日こうだったらなんて、思わないけど
今日は素敵で特別な日
そんな特別な夜ぐらいはさ…
自分の存在を認めて、安心して眠れるよね…
海の底
キラキラと光る水面を下から眺め
白い泡が私を包み込んでいく
なんて、そんなことない、ここは深ーい海の底
暗くて周りは紺色で水色なんてない
けど、案外苦しくないし、冷たくて気持ちいい
耳に入るのはゴロゴロ、ドモドモ低く響く水圧だけ
さらさらとした底に寝転がる
あぁ、一人なんだな…
やっと一人になれるんだな
ありがとう
さようなら
君に会いたくて
僕は走ってきたんだ
君に会いたかったんだ
君を抱きしめたかったんだ
強く強く抱きしめて離したくなかったんだ
本当は…本当はね
君と一緒にいたかったんだ
だから、今僕は後悔してるんだ
君を今すぐ抱きしめたくて
君に会いたくて
閉ざされた日記
昔は書いていたのよ
今日の夜ご飯とか散歩で見つけた花とか
けど、ある日からペンで引っ掻いた跡をつけてたの
なんかあったんでしょうね、昔だから覚えてないけれど
それから、数十ページ無駄にしていたわ…
でも、急に物にあたらないようにしようって思ったのよ
そして、引っ掻くのをやめたの
だけれども、引っ掻いたあとはなんだか消したくなくてね
引っ掻いたページは捨てなかったの
もちろん今も残しているわ
だからね、時々見るようにしているわ
苦しくなったときとか、泣きたくなったときに
全部まとめて閉ざせるようにね