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8/30/2025, 1:24:57 PM

 ふたり
私は時々記憶がなくなる
記憶がないときでも私は動いているらしい
もしかして二重人格ってやつなのかもしれない
 
私は密かにもう一人の私をライアと呼ぶ
「ライア、あなたはどんな性格をしてるの?」
返事が来るわけがない

ある日好きなあの人と帰ってた
そしたら急に意識がなくなったきっとライアだ
やめて、ライア私その人が好きなんだ変なことはしないで

次の日あの人は彼氏となっていた
ライアには私の心がわかるのかも
ふと、ライアの行動が気になってあの人に聞いた

「昨日私変じゃなかった、告白したとき、さ?」
彼はそんなことないよって頭を撫でた
そしたら心に言葉が浮かんだ



 消えてよあんたは本物じゃない
 私が本物の『りな』なんだから



って『りな』って誰よあなたはライアでしょ
そう思ったけどそういえばそうなんだ
彼も両親も先生に友達だって私を『りな』って呼ぶ

……そっか私がライアだったのか
気づいた私は意識が薄くなった直感で
私消えちゃうってわかった

その日に私は、ライアは消えた
『りな』はあの後ちゃんと生きれてるんだろうか
ふたりだった私たちは今日から一人に変わっていった

8/29/2025, 1:33:35 PM

     ︵︵ 心の中の風景は ︵︵
     
     僕は小さい頃から能力を持っていた
    どうして手に入ったのか分からない
    けれど、そんなすごい能力ではない
    『心の中にある一番の景色を見る』
    そんな能力だ
    目を10秒見つめる
    それだけでその人の心に残る風景が
    写真のようにわかる

     幼馴染を覗いた
    家族と山頂で見る日の出
    前に話してた初めての登山か

     担任の先生を覗いた
    喜ぶ女の人と夜景レストラン
    プロポーズでもしたのだろう
 
     彼女を覗いた
    彼女の推しがファンサする姿
    流石に僕ではなかったか、、、

     視線を感じて後ろを振り向く
    目が合ったのは隣のクラスの人
    一度だけ同じクラスになったことがある

     いつの間にか10秒たっていた
    そこには笑顔の僕がシュートする一枚があった

     え、僕!?
    その子はそのまま逃げるように帰って行った

    
    

 
    

8/28/2025, 12:28:06 PM

wwwwwwwwwwwww 夏草 wwwwwwwwwwwwwww

     足のすねにさらさらと当たる夏草
     君に蛍を見ようと言われ来た河原
     光るスマホと反射する君の横顔
         ふと、止まった君
      
       「今日も月が綺麗だね」
    
     そういう君は苦い笑顔を浮かべる
       そんなに月が好きなんだな
         毎日話す月の話

      「明日も月が綺麗だろうね」

       そうして見えた君の月影
      煌めくナイフと刺さる夏草 
      知ってた、その言葉の意味を
    今日、君がナイフを持っていたことも

       さらさらと歌う川の歌
       さらさら刺さる夏の草
       さらさら揺れる君の髪
         さらさら流れる

          二人の愛

wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
      


8/27/2025, 1:54:09 PM

〇ここにある〇
 今まで生きた証がここにある
私の目に脳に身体に刻み込まれている
 私が失いたくないものもここにある
生きた街、話す人々、私という存在の認識
 ここにあるもの全てが私の全てだ
私を見失ったらきっと私は探すだろう
 どんなに遠くを探しても見つからない私は
きっと、ずっと、ここにある

8/26/2025, 3:10:16 PM

素足のままで
私は素足の人間が一番美しいと思う
薄く頑丈な皮膚
四角でも丸でもない歪なフォルム
なんでこんな綺麗な足を
布で革で隠してしまうのだろう
指の一つ一つを伸ばすのは気持ちがよく
誰にも邪魔されてない
だから私は部屋の中を素足のままで過ごすのだ

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