素足のままで
私は素足の人間が一番美しいと思う
薄く頑丈な皮膚
四角でも丸でもない歪なフォルム
なんでこんな綺麗な足を
布で革で隠してしまうのだろう
指の一つ一つを伸ばすのは気持ちがよく
誰にも邪魔されてない
だから私は部屋の中を素足のままで過ごすのだ
…もう一歩だけ…
君はいつも前を歩いていってしまう
村を守る勇者として、、、
私はただの魔法使い
君の後ろをついて回るだけのね
それより、君の横に立つその子
君の役に立てる僧侶の女の子
まぁ、そうだよね
君の横は彼女がふさわしい
私なんかよりずっと
けど、昔は親友だったんだよ
村一番のコンビだったんだよ
ねぇ、今はこんなに差ができたけど
「君の横を歩きたい」なんて言ったらだめかな
そんなことを思いながら君を見る
いつも前を歩く君に少しの恋心を込めて
もう一歩だけ進んだ
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■ ■ ■ 見知らぬ街 ■ ■ ■
扉を開けた一瞬から長く時が経ち
真っ白だった目の前が暗くなる
ぽつぽつと点く街灯や窓
今さっきまで永遠を歩いていたとは思えない
扉の向こう側から
「じゃあね、世界を楽しんで」
手をひらひらと振る子供に感謝を伝え
見知らぬ街へ飛び出した
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☇ 遠雷 ☇
遠くで音が鳴る
神様の腹の虫が鳴る
教室ざわめく3時間目
天気の様子を見る生徒
傘を忘れたと言う生徒
時は真昼の11時、給食まであと1時間ほど
黒板叩き注目を集める教師
ざわめきは一瞬にして消え去る
そうして私の腹の虫は神様によって
かき消されたのだった
…Midnight Blue…
午前1時の公園で毎日出会うあなた
今日も夜に溶け込むような青いコートを身に纏い
袖口から見える白い肌は繊細で壊れてしまいそう
長く、黒い髪は歩くたびにさらさらと音を奏で
意識を向けずにいられない
辺りは一色夜の色、五歩も歩けば暗闇にたどり着く
そんな真夜中の公園で今日も出会う
MidnightBlueなあなたに