『耳を澄ますと』

みんなの心の声が聞こえるといいのに…
君の本心の声が聞こえるといいのに…

私は…音に敏感だ
というより過敏だ

大きな音
大きな声
救急車、飛行機、ヘリコプターets…
これらの音が特に怖い
音が怖くて、パニック発作がでかける日もある

夏場、窓を開けていると聞こえてくる虫の声
カエルや鈴虫
普通の人ならどう聞こえるの？
私は…耳元にそれらがいるかのように聞こえて
飛び起きることもある

なのに
人の気持がわからない
先読みし過ぎて
自分の中で人の声を決める癖がある
悪い方へ悪い方へ決めつけてしまう

だから…
私は…声にしてくれないとわからないのだ
「耳を澄ますと」
他人の、君の声が聞こえるといいのに…
そうしたら
自分の悪いところも良いところも
認められるのにな

お世辞や、社交辞令なんていらないからさ
「耳を澄ますと」
空気の読めない私に
みんなの本心が聞ける能力が欲しい

『二人だけの秘密』

私の苦手な電車に乗って会いに行き
君の行きつけのカレーを食べたあの日から…

会社でこっそり笑いあったこと
飲み会でコッソリ手を繋いだこと
飲み会の後、一緒に過ごす時間
仕事を理由に電話してた時間

君の好きな海に連れて行ってもらったこと
二人で初めて旅行に行ったこと
大きなお馬さんを見たこと
ゲーセンに…
Christmas Eve Eve
焼肉にパスタにラーメン、うどん、蕎麦…
私が行ったことのないところへ
沢山連れて行ってくれたね

私は知らなかった大人のデートを
沢山教えてくれた♡

そして今も
私の知らない大人の世界を
私が彷徨っている大人の生き方を
一緒に探してくれている

誰にも言えないけれど
それはとても辛いし、心苦しいけれど…
何度も私から終わらせようと泣いたけれど…

やっぱりどうしたって…
君がいい
私は…君じゃなきゃ嫌だ！

君は欲張りだけど…
私は…君しか見てない
君だけが私の１番

寂しすぎるとフワフワしちゃうのはごめん…
止められないかも知れない
だってズルいじゃん！？
君にとって私は…時々１番
なら
私にだって時々１番じゃなくても
２番や３番が居ても別にいいんじゃない！？

それが嫌なら…
ちゃんと見張ってないとね？

君にとっては当たり前の平穏な毎日は
平穏な毎日が来ない私にとっては
とてもとても
特別な大切な一日なんだから
君の過ごしてる日常は
とてもとても幸せなことなんだ…
私もそんな日常
いつか必ず掴んでみせる!

『優しくしないで』


何度も言いかけた
今まで
何度も何度も何度も…

でも今、君を失うほうが怖い

いつか終わりが来るなら…
今がいいって君が言うなら…

ってズルくない？

それでも
君は私にとって唯一
優しくしてくれる人

私はずっと優しい子でいないといけなくて
でもみんなにとって
されればされるほど
優しさは慣れてしまう
薄れてしまう
だからもっと優しくしなければならない
負のループ

人に優しい分自分には厳しい

優しい子になんてなるんじゃなかった…

いつかがくるまでさ
それまではさ
君だけは私に優しくして！
もう『優しくしないで！』って私が言う
言えるようになるその日まで…

あとね…
君は欲張りだよw
ずーっとそこに大切なものがあると思っていたら
大間違いだよw
私は…いつか旅立つよ
君の前から「ポン」ってね
跡形もなく、何の前兆もなく…

その時
君は後悔するのかな？
肩の荷がおりるだけかな？

後悔させたいなー

『風に乗って』

風船みたいにフワフワと
なにも考えずに
あてもなく
ただただ
遠くに行ってしまえたらいいのに

そもそも私は
「地に足がついていない女」らしい
①周りの意見を聞きすぎる
②頭で考えてしまう
③人の評価をきにしてしまう
④自分への信頼がない

あーね…
だったら
私は「風に乗って」
フワフワと
どこにでも行けちゃうんじゃない？

でも私の中の今まで苦しめられた悪魔がさ
ガチガチに紐を結んでしまって
絡まって…
そうして逃げ出せないの

地に足がついていないのに
不器用な私は紐を解けない…

大人なのに…
大人になれない私は
今日も君を困らせた
ごめんね…

大好きだからさ
でも不安が拭えなくてさ
試すようなことばかりしちゃう
怖いの…
こんな私に嫌気をさして
君が今にでも居なくなるような気がして
毎日怖いの…

「風に乗って」君がいなくなる日がくるのが
ただただ
怖いんだ…

『刹那』

ほんの一瞬
それだけでいいのに…
顔を見るだけでもいいのに…
声を聞きたいだけ…

大人になると
『刹那』の言葉や行動がし難くなる

言わなくても
やらなくても
わかるでしょう？

そう言われる

分かっていても…
声に出したい
動きたいときだってある

でも…
大人は汲み取れないと
人と馴染めない

だから
私はずっと孤独
見た目はとっくに大人だけど
心はずっと大人になれない

いつも私は誰かのKEEPでしかなく
私も何人かをKEEPしておかないと…
壊れてしまう
孤独は嫌だけど
結局、孤独

だってさ
大人なのに心は大人じゃない人なんて
めんどいもんね！
分かってはいるんだけどさ…
私には無理みたい

そうして
見た目はおばあちゃんなのに
おばあちゃんにすらなりきれない
それが私の未来

助けて…