好きな色は?
好きな食べ物は?
私服は何系?
友達の前ではどんな風に笑うの?
聞きたいことは山ほどある。
でも多分彼は質問攻めが嫌い。
女子の中では1番彼と仲がいいと思う。
でも彼にはなにも聞けない。
彼に1番聞きたいことは
「最後の彼女とはどのくらい続いた?」
目を擦りながらうるさい目覚ましを止める。
頭はまだ寝ぼけた状態で朝食をとる。
顔を洗って髪をセットして制服に腕を通す。
まだ少し肌寒い通学路を歩く。
教室に入るとおはようと言われる。
つまらない授業を聞き流しながら見つめる窓の外。
友達と他愛のない話で笑う休み時間。
めんどくさいと思いつつも本気で取り組む部活。
他の家の明かりを見ながら帰る。
家族みんなの今日あった話を聞きながら食べる夕食。
好きな人と今日も話せなかったと思って入るお風呂。
親友の恋愛相談を電話で聞きながらおやつを食べる。
今日も変わり映えのしない1日だったと思い寝る。
そんな平穏な日常は一生続くだろう。
愛があるから平和になる。
平和だから愛が生まれる。
私は後者だ。
愛はこの世で1番あたたかく、そして切ないもの。
だから愛があるだけで、幸せとは限らない。
だからといって、愛を否定する訳ではない。
愛のカタチは人それぞれ。
周りから見たら普通じゃない愛も、本人にとっては愛。
愛と平和は一見同じもののように感じるが、実は相反するものなのかもしれない。
最初に言った2つのこと。
あなたがどう捉えるかは私にはわかりません。
小学生の頃は、はやく中学生になりたい。
中学生の頃は、はやく高校生になりたい。
高校生の頃は、はやく大人になりたい。
でも、いざなりたかったものになるとそれは変わる。
大人になると、高校生の方が楽しかった。
高校生になると、中学生の方が楽しかった。
中学生になると、小学生の方が楽しかった。
今あるものがどれだけ儚く、大事なものなのかは、後にならないとわからない。
ないものねだりかもしれないけど、自分にないものを欲しがるのは人間の性。
人には時間が平等にある訳ではない。
過ぎ去っていく日々を噛み締めながら、二度と来ない今日を過ごし、二度と来ない明日を見据えて。
自分の人生は自分だけのもの。
一度しか来ないもの。
お金より大事なものは友達とか、恋人とか、あとはやっぱりお金が大事だって言う人もいるよね。
でも私は家族が1番大事。
血が繋がってるからとかそんな理由じゃなくて、ただ安心する場所だから。
1歩家から出てしまうと自分を取り繕って生活しなければならない。
でも、家に帰るとそこには自分が安心できる人、ものしかない。
これは絶対にお金じゃ買えないよ。
だから家族を大切にしよ。