琥珀水

Open App
5/4/2024, 1:45:45 PM

耳を澄ますと

ふと君の声が反芻して

耳を塞げば

より強くなる

どうしたら逃れられる?

「死ねば全てなくなる」

そう君が私に呪った、

この地獄から。


No.10

5/3/2024, 12:39:40 PM

二人だけの秘密

沢山作ったね

君はもう覚えてないか。

うん。大丈夫。

もうそんな関係じゃないもんね。

わかってる。分かってるよ。

もう君には過信しない。

でも、君との沢山の思い出が

その意志に反するの。

5/2/2024, 1:09:53 PM

優しくしないで

もう君の暖かい所を近づけないで

私は今までその温もりに、

狂わされてきたんです。

でも私はそんな君に、傷をつけた。

離れて正解だった。

私なんて死んで正解だ。

そんな事を永遠と考えてしまう、

全て君の優しさのせいだ。

4/29/2024, 11:16:43 AM

風に乗って

私達はどこまで行けるだろう。

と、妄言をほざく人が嫌いだ。

人間は重力に逆らえず、

この地を這う事しか出来ない。


だが私も、ふと思う。

「もしこの暴風に攫われたら、

私もやっと死ぬ事が出来るのだろうか。」

4/28/2024, 3:29:38 PM

刹那

刹那とは一瞬、

一瞬とは時だ。

また時というのは概念。


この世は曖昧なことで溢れている。

と言いたい訳では無いが、

そう捉えてしまいそうになるのは、

時と言う曖昧な概念と共に、

刹那の生を授かってるからだと思う。

Next