現実は
見ないふりで
叶える予定のない夢
語っては二人
理想に胸踊らせた
暑くても寒くても
帰る家が違う二人
分かり過ぎて
互いに
一番言いたい事
一番聞きたい事
言えなかった
聞けなかった
君を思い出すと
涙が
出る日もあれば
出ない日もあって
あれは
夢だったのかな
なんて
本気で思ったりする
今日も
見渡す部屋は
何も変わってない
君と笑い合ってた
8月の終わりから
「夢と現実」
手渡した痛み
そこに隠れた想いを
いつか貴方が
理解する日が来たら
光と闇の狭間で
苦悩した私の
想いも報われる
分かって欲しかった
何処に逃げたって
貴方の中以外に
何処にも
答えなど無いと
分かって欲しかった
心地いい
微温湯を出て
間違ってない
そう必死に
言い聞かせながら
私の中の
正しい道を選んだ
終わらせたくは
決してなかった
愛と引き換えに
「光と闇の狭間で」
泣かないで
そんな事言わない
今は
思い切り泣いて
泣いて
泣いて
飽きるほどに
泣きつくしたら
傷を癒す歌を聞こう
素敵な服を買いに行こう
感動する景色を見に行こう
一緒に
心温まるときめきを
探しに行こう
「泣かないで」
いつもより
手が冷たい夜明け
何気なく
カーテンを開けると
今年初めで見る雪が
少しだけ積もってた
意味も無く寂しい秋は
知らぬ間に過ぎて
紅葉は案の定
今年も見れずじまい
今年も
もうすぐ終わる
虚しさ隠して
君と
毎日話してた
毎日笑ってた
夏の頃から
一人で
過ごすと決めてた
冬のはじまり
「冬のはじまり」
ふと
目についた
包装紙に
包まれたままの
君からの贈り物
不自由な檻の中で
不確かな感情を
持て余しながら
君が
私にしてくれた事
全部
君なりの
精一杯の
愛情だったんだと
今なら分かる
そして
いつもと変わらず
笑い合った後
さよならさえ告げず
突然背を向けた事
あれが私の
精一杯の
愛情だったんだと
いつか
気づいて欲しい
いつか
分かって欲しい
願わくば
いつまでも
忘れずにいて欲しいよ
「愛情」