無機質なものに
寄りかかり
眠れるようになった
探す事はしない
見なければ
想像もしない
遠くに見える
山々が
錆色に色づき
朝の風の匂いが
季節の変わり目を
告げている
いつだって
自分との戦いで
月日は流れる
今は
日陰で休もう
寒さなど感じない
いつかまた
立ち上がり
開ける日は来る
何も告げず
あの日 閉じた
心のカーテンを
「カーテン」
涙の理由は
誰にも言えない
言わない
本当の涙は
決して
誰にも見せなかった
心から
愛した人にさえ
いくらだって涙みせる
泣いて
わめいて
訴えて
乾く涙なら
涙で消えてしまう
傷跡なら
忘れてしまえる
痛みなら
「涙の理由」
泣いてばかりいる
暇は無いよ
ほら
神が運命を
シャッフルしてる
どんなのがお好み?
甘いの?
優しいの?
美しいの?
暖かいの?
辛いの?
悲しいの?
痛いの?
苦しいの?
時間は限られている
そして
全ては変化している
永遠など無いから
楽しむんだよ
楽しむんだ
酸いも甘いも
肉体を纏っている
今のうちに
そう
肉体を脱いだら
TheEND
二度目は無い
その道は
君だけが歩ける
特別な道
帰ったら
お土産話を聞かせてよ
楽しみにしてる
ああ
ココロオドル
心配しないで
大丈夫
全ては上手くいっている
待ってるよ
楽しみに待ってる
遊びに夢中で
疲れきった君を
両手を広げて
待っているよ
「ココロオドル」
それは
束の間の休憩
心穏やかで
見る景色が
いつだって美しくて
食べる物が美味しくて
お酒が美味しくて
そんな自分が愛しくて
切なさも
締め付けられる痛みも
涙も無い
心の底から笑える
誰も
愛していない時間
「束の間の休憩」
力を込めて
破壊し手放して
力を込めて
新たな道を踏みしめる
区切りをつけて
ケリをつけて
前に進む
痛みはまだ
沢山抱えてる
それでいい
いずれ涙は乾き
想いは知らぬ間に
どこかに置き去り
そして
忘れる
何度だって
そうやって
歩みを止めず
やってきた
逃げだっていい
正解も間違いも無い
悔いも無い
こうして
生きてこれたんだから
「力を込めて」