かつて
愛した人と
心通わぬ
毎日の生活
疲れきって
ただ
疲れきって
問題に背を向け
痛みをかわし
こっそりと
違う誰かに
寄りかかってる
優しいフリした
事勿れ主義は
もう
見る夢も薄い
今度こそは
ただ愛する人と
手を取り合って
毎日穏やかに
なんて
先の希望の無い
いつか飽きる安らぎを
慎ましそうに願ってる
誰といたって
いつかきっと
また同じ事
繰り返す
それが貴方の
逃亡先
「手を取り合って」
初めて
そう
思ったのは
いつの事なんだろう
幼い心と
小さな体で
精一杯の
勇気で
終わらせたい
そう
願った
遠い日の記憶
帰れなかった
あの日の記憶
「遠い日の記憶」
雲しかないのに
何かを求めて
見上げる空
雲しかないのに
心做しか
癒されて
気ままな雲の
七変化に
慰めるように
意味をつけて
まだ大丈夫
って
諦めと
少しの期待を胸に
また
歩いて行く
「空を見上げて心に浮かんだこと」
微妙な距離感で
近づいて
透明な
上澄みだけ舐めては
無責任に後戻り
甘い色の
夢だけを見てる
君の未来に
私はいない
君の未来に
私は
似合わない
だから
この想いは
静かに
ここで終わりにしよう
都合のいい
友達のまま
何でもないって
笑っていられるうちに
とっくに知っていたんだ
ほら
スタート地点から
見えるゴールには
いつか見た
涙色のテープが
風に吹かれて
千切れそうに揺れてる
「終わりにしよう」
同じような
幕の下ろし方
分かってる
逃げだって
変われば楽に
なれるのだって
いつだって
分かってた
それでも私は
私のままで
これまでずっと
生きてきたから
泣いたって
辛くたって
私のまま
生きてきたから
これからも
こんな私のまま
ありのままで
生きてく
変われないまま
変わらないまま
譲れないまま
譲らないまま
だって
これが
私だから
「これまでずっと」