人生は
選択の連続
あの春の日
躊躇いながら
二人
歩き出して
あの夏の日
答えを前倒しして
二人
背を向けた
最初から
分かりきってた未来
見ないふりして
夢を見たがった
何度も立ち止まっては
また歩みを進め
そして
また立ち止まった
きっとあの場所から
進んでなんかいなかった
初めから
どの道にも
進んでなんかいなかった
あの頃
岐路に立たされ
ただ辛かった二人が
慰め合いながら
ただ
じゃれ合っただけ
「岐路」
開けっぴろげな私には
秘密なんて
難しくて
けど
君が心許して
勇気を出して打ち明けてくれた
あの話だけは
大丈夫だからね
墓場まで持っていくよ
「誰にも言えない秘密」
思い出詰まった
色とりどりの風船
ひしめき合って
ギュウギュウ詰め
爆破して
一つ一つ消してきた
どうしても
消せなかったものも
触れないまま
漂わせているうちに
少しずつ萎んで
小さくなった
君だらけで狭かった
この心の部屋
今はもう
何事も無かったように
静かに
伽藍堂
「狭い部屋」
君を失って
恋を失って
他に何を
失っただろう
相変わらず
私は私のままで
日々
代わり映えのしない
ルーティン
隙間にはいつしか
新しい風が吹いて
当たり前に
笑っている自分がいる
歩き出した事さえ
意識もしないまま
何処かへ
向かい始めてる
あれから君は
元気でいますか
心から
笑えていますか
もうすぐ夏です
あれから
一年が経つんだね
「失恋」
BILLY JOEL
「Honesty」
今はもう
消してしまったけれど
最後にあの場所に
この歌を残した意味を
君はきっと
分かってはないよね
君は
嘘や誤魔化しで
必死に自分
守ってたけど
嘘だけは
嫌だったんだ
全て聞いて
本当の事
認めるのは怖かったけど
痛みを
感じたくはなかったけど
嘘だけは
嫌だったんだ
嘘だけは
許せなかったんだ
「正直」