一方的でいい
だって
一方的だったから
手放すつもりはないから
いつになったって
構わない
この淀んだ水溜まりのような
悪臭を放つ濁った思いを
あなたに届けたい
否
送り付けたい
その深さゆえに
歪んでしまったこの愛を
ただあなたに
分からせてやりたいのよ
「あなたに届けたい」
愛は
手に取る事も
見る事も出来ない
だから
言葉に変え
音に変え
何とか形に変えて
伝えようとするもの
けど
I=愛
私=I
愛は私
私は愛
そう
だから
貴方も愛
「I LOVE…」
エゴが纏う
押しつけがましい優しさは
見返りを求めて
時に怒りに変わる
求められていない
自己満足な優しさは
逆に距離を生む
手をかける優しさ
あえて見守る優しさ
伝わる事無く
終わる優しさ
あえて伝えず
終える優しさ
寄り添うだけの
物言わぬ優しさ
後になって気づき
涙する優しさ
計算の無い優しさは
純粋に心に染み入り
形は無くとも
縁は途切れても
いつまでも
温かな記憶の中に
「優しさ」
ミッドナイト
夜型人間なワタクシには
とても落ち着く時間帯
ミッドナイト
何故かバイクと
真夜中の「湾岸」が浮かんだ
ミッドナイト・・・
ベタな歌の歌詞でも出来そうな
昭和脳
「ミッドナイト」
不安に駆られ
安心を得ては
また一つ
不安に襲われ
人生の大半を
不安を無くす為に
あくせくと
繰り返し
繰り返し
忙しい人生
夢見る時間は
合間の安らぎ
夢追う事には
勇気が要る
したい事する為に
要らぬ犠牲を
強いられる
当たり前になれ
当たり前になれ
夢叶える事が
当たり前になれ
「不安と安心」