3/3/2024, 12:48:53 PM
毎年おばあちゃんが時間をかけて大きなひな飾りを準備してくれていた。物心ついた頃、寒い部屋の中で、押し入れから人形たちを出して飾っているおばあちゃんに、お母さんは「そんなのもういいのに」と言っていた。おばあちゃんは「だって女の子の日だものね」と私に笑いかけた。私のために準備をしてくれているということが嬉しかった。どこか特別感があった。もしいつか私に女の子の子供ができたら、お内裏様とお雛様だけでも準備して、その子にも私と同じ気持ちを感じてもらいたい。
#2 ひなまつり
3/2/2024, 3:02:18 PM
今わたしは暗い部屋の中で布団に潜っている。普段は医療関係の仕事をしている。最近よく、これはよくある聞こえのいい言葉ではあるが、命の重さ、というものについてよく考える。考えた結果、自分の今の仕事のやりがいが分からず、仕事への向き合い方すら分からなくなってしまった。心の中にあるモヤモヤを吐き出したくて、何となくアプリを検索したらこれが出てきた。これは誰かが読んでくれるのものなのかも分からないがそんなことは今は関係ない。最初に提示された題名を忘れてしまったが、希望についてなのは覚えている。しかし色々な事が重なり絶望に近い今の感情で、希望について考えるのは難しい。ついさっき、70歳まで生きるとしてあと50年も時間があるということに気付き、悲しくなったのだから。ただ、自分の気持ちを吐き出せるこの場所を見つけられたことは今の小さな希望なのかもしれない。ここで他の人の文書もみることができるのであれば、楽しみがひとつ増えたことになる。そういうことにしよう。
#1 たった一つの希望