私のマイルール
ひとつ目嫌なことがあったらチョコを食べる
ふたつ目泣きたい時はソーダを飲む
みっつ目眠れない時はプリンを食べる
今日はいつにも増して眠れない
はぁ
寝ようとするだけでしんどい
プリン 食べよ
薄い黄色
ほろ苦いカラメル
ふたつの味が重なって
まるでひとつのハーモニー
心が休まる
優しい味
眠れないからリラックス
無償に食べたくなる
プリン
私は眠れない日が大好き
だってプリンが食べれるから
眠れないほど食べてしまう
私を掴んで離さない
眠りたくても眠れない
このプリンのせいで
眠れない
眠りたくない
教室に入ると沢山の友達が集まってきた
誰の話から聞こうか
俺はいわゆる陽キャ 一軍ってやつ
いつもクラスの中心にいてみんなを引っ張るリーダー
そんな感じだ
初対面でもすぐに仲良くなれる
可愛い彼女もいる
先輩や先生からも気に入られる
最高の生徒であり後輩
明日もこんなふうな生活だろうな
教室に入る
いつも通りみんなから注目されるんだろうな
そんなふうに呑気に考えていた
でも違った
入ってみるとみんなから拒絶された様な目を向けられた
なんだ? なんかのドッキリとか?
なあ そうだろ?
そうなんだろ⁉︎
"お前イキリすぎだろ"
は?
"キモい"
なんで
"別れよ"
なんで
"クラスの全員がお前を嫌ってんだよ!"
なんで
なんで
なんで
なんで
なんで
なんでだ!
なんでなんだ、、、!
こんなはずじゃない!
俺は人気者だ!
一軍だ!
陽キャだ!
誰からも気に入られてるんだ!
なあ
夢だろ
夢なんだろ!
夢って言ってくれよ!
去年は同じクラスで一番仲が良かった友達
でも今年はクラスが離れた
きっとその間
一番仲の良かった親友
今ではもう違う子が親友みたい
まあ長年親友だったし、、、
そうやって私に自己暗示する
今では別世界
いつもならあんな顔してなかったのに
私といる時が面倒な感じの顔
身に纏っている雰囲気でもわかるぐらい
嗚呼、前はあっちから遊びに誘ってくれたのに
今では私が誘う事しかない
なのに新しい親友と遊ぶ時は自分から誘う
親友を遊びに誘うのもなんなら誘いづらい
何この格差
私はただの友達になったんだ
親友だと思ってたのは私だけ?
一緒に恋バナして
一緒に愚痴言って
だんだん笑うツボも同じになって
口癖まで似てきて
私のこと見えてない?
毎夜毎夜辛すぎて親友のこと考えて
それでまた辛くなって
まだ私のこと親友だと思ってくれてると良いなって考えて
無駄な時間
そんなはずないから
終わらせないで
私たちの親友って言う関係終わらせないでよ、、!
愛情って思ったより良いモノじゃない
昨日私はたった一人だけの家族と喧嘩した
理由は本当に些細なこと
四歳の時にお母さんが他界して男一人で私を育ててくれたお父さんと
でも本当に腹が立つ
性別が違うから少しだけつっかえてしまうけど
それはしょうがないし、、、
「どんな思いで莉奈を育ててきたと思ってるんだ!」
お父さんが言った一言
ズキンと重い一言
コレが愛情って言うの?
愛情なんて思ったより良いモノじゃないんだね
後書き
・この話を読んで不快に思われたら申し訳ございません
・莉奈とは主人公です
少しだけ熱かった
きっと微熱ぐらいだろう
私はあの子に告白した
嘘告とかじゃない
ほんとの気持ち
伝えた時あの子は
私を気色が悪いって思う様な眼差しで苦笑いした
そりゃそーだ!
結果はとうに分かってる
気を遣って時間なんて使わないで良いのに
私に当てる時間なんてないでしょう
なのに返事はまだ待ってなんて言うの?
醜い私への憐れみかしら
あの子も酷いわね
高校初めての恋はは学年一のイケメンでも
クラスの陽キャでも
優しい男の子でもない
あの子なの
そこまで目立ちはしないけど
裏では自分に似合うって人気の“女の子“
別に私はLGBTQに当てはまらないわ
そんなのじゃない
単にあの子が好きなだけ
別に優しいわけじゃない
とっても綺麗なわけでもない
あの子が惨めで好きなだけ
嗚呼考えただけでも熱くなる
あの子といるといつでも熱が出るわ