【星座】
綺麗…あれは火星かな。
マイナス二等星くらいだっけ
でも星座なんて見えないんだよね。
目が悪いから。
星座名なら授業で習うからだいたい知ってるけど
空を見ても見えない。
人もそうなのかな
いつも笑顔の子とか、少し周りと違う子とか
こんな性格っぽいなって分かるけど
何を考えて、何がしたいか、本当の性格は?
なんて分かるはずない。
だって思考なんて読めないし。
授業でみんな違ってみんないいとか習うけど
人をどれだけ見ても分からない。
普段見えてる一等星はほんの一部
二等星、三等星も見えないけどあるんだよ
そんな感じで普段見えてる性格はほんの一部で
ほんとはこんな子とかあるかもしれない。
――――――――――星も人も同じ?
【きっと明日も】
「―――めっちゃ笑ってるけどどうした?」
「いやこいつ、いっつも笑ってるよ」
そう?さすがにいつもではないでしょ笑
「いやいつも笑ってるよ――――」
毎日が楽しいから自然と笑える。
"そういう奴"だから楽しそう。
そう思われるように、そう思うように、
毎日を楽しく飾ってきた。
面白く、楽しく、おかしく、自分らしく。
楽しそうな所をみて、楽しそうな顔を見て
私も楽しくて、嬉しくて笑う。
苦しいこともあるけど、それも楽しく飾って
笑えるように。
どんなに飾っても笑えない時があるかもしれない。
真剣な時、哀しい時、寂しい時、
笑えないくらい苦しい時。
そんな時は笑わずにその時に集中すればいい。
でも無理に笑いたいなら笑えばいい。
でもそんな時は笑えない。
だからその時に集中して、終わったら笑えばいい。
『 』
でもさ、そんなこと出来たら今でも笑ってるよね
集中できる時なんてないし笑えない時なんてないから
きっと明日も苦しい、終わりなんてない。
でも笑うんだ
苦しくても、飾れば毎日楽しいから。
――――――――――飾って笑って、苦しくて。
【静寂に包まれた部屋】
【別れ際に】
気づいた頃には終わってた。
もういなかった。
気づいたらそこから先は真っ暗闇だ。
終わりなんだ。
気づかなければ良かったな。。
それなら、こんなに悩む必要は無い
こんなに怖がることも無い
このままレールの上を進むつもりだったのに
平凡でよくある人生を築いていくはずだったのに
あの日を境に、
目が潰れるくらい景色が明るく、
大きな岩を背負ってるかのように身体が重く、
凍ったかのように頭が働かなくなって、
空気が薄くなったのかな、息が詰まるようになった。
これもレールの上なら、最初から気づけていれば、
本当は嘘なら
どれだけ息がしやすいだろうか。
君がいなくなっただけでこんなに苦しいんだね。
私はこれから生きれるかな。
親友はこんな私でも私を親友として見てくれるかな
ねぇ、嘘なら戻ってきてよ。
こんな感覚やだよ。。
私は『 』なんかじゃない、
あの子はそんな子じゃない、
レールの上じゃないと不安なんだよ。。
苦しいよ。
―――――――――レールの上 君の正体
【通り雨】
ある一軒家だけに雨が降ったんだとよ。
周りにある家は一切濡れてねぇんだ
しかも通り雨で傘を取りに行ったら
雨が止んどったんやって
不幸なもんやなぁ。
みたいな話を聞いたことがある。
でもそれは雲の中に水分の量が少なかったから
すぐに止んでそこだけ降ったようになった。
って言われた。
その時はそれで納得したけど
今思うとおかしいと感じた
理由は
偶然そこにその雲があったのっておかしくない?って
だからなんか呪われてたりとかしたのかな?
よくわかんないけど
―――――――――雨の一軒家