【静寂に包まれた部屋】
【別れ際に】
気づいた頃には終わってた。
もういなかった。
気づいたらそこから先は真っ暗闇だ。
終わりなんだ。
気づかなければ良かったな。。
それなら、こんなに悩む必要は無い
こんなに怖がることも無い
このままレールの上を進むつもりだったのに
平凡でよくある人生を築いていくはずだったのに
あの日を境に、
目が潰れるくらい景色が明るく、
大きな岩を背負ってるかのように身体が重く、
凍ったかのように頭が働かなくなって、
空気が薄くなったのかな、息が詰まるようになった。
これもレールの上なら、最初から気づけていれば、
本当は嘘なら
どれだけ息がしやすいだろうか。
君がいなくなっただけでこんなに苦しいんだね。
私はこれから生きれるかな。
親友はこんな私でも私を親友として見てくれるかな
ねぇ、嘘なら戻ってきてよ。
こんな感覚やだよ。。
私は『 』なんかじゃない、
あの子はそんな子じゃない、
レールの上じゃないと不安なんだよ。。
苦しいよ。
―――――――――レールの上 君の正体
【通り雨】
ある一軒家だけに雨が降ったんだとよ。
周りにある家は一切濡れてねぇんだ
しかも通り雨で傘を取りに行ったら
雨が止んどったんやって
不幸なもんやなぁ。
みたいな話を聞いたことがある。
でもそれは雲の中に水分の量が少なかったから
すぐに止んでそこだけ降ったようになった。
って言われた。
その時はそれで納得したけど
今思うとおかしいと感じた
理由は
偶然そこにその雲があったのっておかしくない?って
だからなんか呪われてたりとかしたのかな?
よくわかんないけど
―――――――――雨の一軒家
【形の無いもの】
自己紹介で好きなことを書くところ
いつも迷わずに「音楽」とか「工作」って書いてた。
でも、最近自信を持って書けなくなった。
特技だったらまだいい、好きなことが書けなくなった
自分よりもっと上手い人がいるから?
自分よりももっと時間をかけてる人がいるから?
好きなことだ、趣味みたいなもの。
他人に囚われずに好きにやればいいものだ
じゃあなんで?
なんで、こんなに苦しいの?
好きなことって何?
ことって何?好きって何?
何?何?何?
考えすぎなのかもな。疲れてるのかな。
自己紹介って深く考えない方がいいみたい。
考えすぎるのは勉強だけでいいらしい。
こんなことを自己紹介なんぞのために
考えなくていい。
楽に書けばいい、そういうものだから。
形にはできる形の無いものは
いつも僕を苦しめる。
自己紹介みたいに楽に出来たらどれだけいいか
欲しいな。それいいな。
――――――――――あんなふうになれるかな
【声が聞こえる】
最近はやけに集中力がない。
前にあった行事のせいだろうか
先輩が引退したからか?親友が学校に来てないから?
『 』
どうせ何かを理由に逃げたいだけだ。
またこんなアプリ開いて……
何がし『 』たいん……だよ。
どうせ言うだけ無駄だし。諦めようかな
――――――――なにかの声
これでよしっと。
あはは…ほんとに何がしたいの、かな。
早く勉強しなきゃ。
集中力がないからって時間が止まるわけじゃないし
『 』
っ……
みんな頑張ってるから置いてかれちゃうよ。
準備しようかな、
あーあ。この悩み…深掘りしなきゃよかった……
こんな感情邪魔なだけだし
『 』ってこと親友に言っても、
友達でいてくれるよね…
『 』って自分で思い込んでるだけかも。
きっとそうだ。
絶対に。
――――――――なんて言われるかな。