【優しくしないで】
私は比較的甘やかされて育ってきた人間だろう
家族や友達に恵まれ、平凡な家庭で生きてきたはず。
でも、迷惑だったかもしれない。
本当は関わりたくなかったかもしれない
仕方なく関わってくれたかもしれない
この関係はすぐ終わるかもしれない
そんな"かもしれない"という疑心が重なり
疑心暗鬼になった。
いい家庭、いい友達、いい環境…
たくさんの"いい"が集まった場所に生まれてきて
本当に良かったのか?
もっと他に、この場所にふさわしい人間がいたはずだ
なぜ 神は私を選んだんだろうか。
優しくしたら付け上がる性質なのが私だ
"いい"を利用して甘え出すのが私だ
この"いい"を見習って将来に活かせるような人間に…
私はこの場所にいてはいけない
もっと厳しい場所に行かなくてはいけない。
優しくされてはいけない。
優しくしてはいけない。
でももし…叶うならば
弟だけじゃなくて…
私もその"いい"に触れたい。
1度だけでもいいから。
――――――――見てるだけでも温かいけど
【カラフル】
たまに思う。
3色型色覚じゃない動物って
どんな世界に見えているのだろうか
3色じゃないってことは2色とか?
原色の1つが無くなるということになる
では、その原色の物はどんな色に見えているのか
色は光がその光だけ反射しているから見えているもの
光がなかったら、色という概念はなかったはずだし
光と色というものがなければ
ものを認識すらできないだろう。
色があるからこそ楽しい。
色があるからこそ生活出来る。
色って素晴らしい。
――――――――色の大切さ
【楽園】
全部自分の思い通りになる楽園があるなら
どんな楽園になるのかな
人がいるなら自分に干渉して来ないのかな
時間の概念はないのかな
好きな時にたくさん寝れるのかな
何もしなくてもいいのかな
そんな楽園があるなら
すごく…
"つまらないだろうな"
人は自分に干渉してくるから寂しくない
時間があるから大切に使おうって思う
好きなことを少しの間しか出来ないから
できる時に目一杯やろうって思う
何がするから楽しいし打ち込める
でも…少しの間でいいから
そんな楽園に行ってみたいかもな。
――――――――――――大好きなものだけ
【風に乗って】
昔はよく"死にたい"と嘆いたものだ。
でも臆病な僕は怖くて死ねなかった
最近、その死にたいが叶ったような瞬間があった
車に轢かれそうになった。
今は生きたい私、昔は死にたい僕
その僕の想いが風に乗って未来の私に届いたんだ
『楽しんでんじゃねぇよ』って
ねぇ過去の僕。
今の私はもっと苦しまなくちゃいけないなら
今を楽しんでいいのでしょうか。
未来自分は死にたいのかな。
死にたい自分なら
私の生きたい願いが届いちゃダメだよね
苦しまないといけないよね。。
――――――――願いが風に乗って
【善悪】
昔の僕は
先生や指導者に従うことが"善"
従わない者は"悪"だった。
細かい基準はあると思うが、
それが昔の善悪の基準だった。
今でもその名残が残ってはいるが
全てを誠実に従わなくてもいいと分かった
"解放された"今の私は
本当に解放されたのだろうか。
従わなくとも動ける人でいたはずだが、
最優先が"指導者"からの指示。
従えなかった時は落ち込んでいた
従わない友達は僕の中で悪だから関わりたくなかった
でも「友達と過ごせ」と言うから
その友達と過ごした。
自分とすれ違わないように
その友達の価値観で過ごせるようになりたかった。
合わせていくうちに
機械のような僕は消えていった。
その時の僕の指導者は親友以外の
数少ない光だった
でもそのままの僕だったら
これからの人生何も楽しめなかったと思う
今の私にも思うことはあるけど
つまらない人生ではないしね。
私は私の思う善で生きていく。
――――――――本物の悪はなんだったのか