幸せに
「幸せになってやるもんか」
誰かへの仕返しにそう心で呟く
囁くならまだカッコいいのに
心の中で割と大きな声で呟いている自分て
ダサい、頭悪い、誰得?そう自分は損をしている
怒りに任せて自分に損な事を言っている
自分が幸せにならなくても困る人はいない
だけど…薄々気が付いている
少しは悲しんでくれる人がいる事を
甘えてる、拗ねている、駄々をこねている
「そんな事を言って欲しくない」と
誰かに言って欲しかったんだ
本当に仕返しで言うなら「幸せになってやる」でしょ
だから…ここは少し大人になろうよ
言って欲しい自分に
『そんな事、言うなよ
幸せになれよ、ひとまずビールでも飲んで
喉を喜ばせたらどうだ』
「幸せになってやるもんか」と心の中で吐き捨てた相手の背景を少し考えてみよう
何かあったのかも知れないじゃないか
言葉にしなくて良かったと心から思った
好きじゃないのに
ズルそうに笑う顔はきっと本当に近い君なんだと思う
本音っていうの?垣間見た気がして好きじゃないのに
やさしい笑顔が好き
それも本当の君
字が下手な所も足が遅いのも
完璧じゃないから好き
今夜も君の好きな所を思い出して眠る
おやすみなさい
2年生から3年生はクラス替えがないから
同じクラスにしてくれて、ありがとう神様
ところにより雨
「こっち結構凄い雨なんだよね、そっちはどう?」
敦は1時間半離れた寂れた地方都市へ営業車で出張中だ
ラジオからはタイミングよく『はじまりはいつも雨』が微かに聴こえていた
その日から敦からの連絡は1週間なかった
事故なんじゃないかと心配で寂れた地方都市の警察へ電話の問い合わせではなく
足を運んで問い合わせた
だけど、その日は大きな事故等無かった
敦のLINEには私の未読のLINEが続く2週間目
敦の会社まで行ってみた
敦は営業車から降りて同僚と笑いながら話して
社内へ入って行った
私のしている事ってストーカーと言うのかと
感情と世間の常識で落胆する
2ヶ月目、敦からLINEがあった
「仕事が忙しくて、不機嫌な愛想のない返信をしたくなかったんだよね」と気を使った風を装う
『どれだけ心配したのかLINEの内容で分からないのかこのバカ男』
このままスルーしようかと思ってた
また同じことをされるのに
「私…急にLINE途絶える人って無理なの」と返信した
「友だちにそんなに頻繁にLINEしないよ〜
真美にはLINEしてる方だよー」と
何度も体を重ねた男に言われた
確かにセックスしたい日はあるよ
でも私が会いたい日は
会えないセフレなんて要らないよ
「私は彼氏だと思ってたよ…だから会いたくても我慢してた、彼氏だからそれでも幸せだった、敦さんは自分のやりたい時に私と会っていたのね、都合の良い女だったのに自分で手放すなんて……」
本当は……にバカねと言いたかった
そう返信してブロックした
女に本性晒すなんてアホだ