ゆずの香り
今日はゆず風呂の日
実家が送ってくれたゆずを子供と一緒にお風呂に浮かべて二人ではしゃぐ
「浮いてる!浮いてる!」
「浮いてるね~」
私も昔お母さんと楽しんだ記憶がある
その時は確か買ったゆずだった気がする
娘が大きくなったら私もゆずを育てて見ようか
そして孫と楽しんでもらうために送ってあげよう
「ただいまー」
「パパお帰りー!」
「お、お風呂入ってるのか~ゆず湯だね」
「ねぇ、」
「ん?」
「私いつかゆず育てたいな」
今日は著者の誕生日
🎂HAPPY BIRTHDAY TO ME🎉
風邪
「顔赤いねまだ下がらないの?」
「気持ちは元気」
好きな奴がお見舞いに来てくれた
行ってやれって友達がうるさかったらしい
根回ししてくれたんだな。マジ感謝。
「うつしてみて」
急に真剣な表情でそんなこというから買ってきてくれたポカリを吹き出しそうになった。
「なんで?」
「うつすと治るっぽいよ。」
咳き込む俺を無視してうつすと治るんだ。という情報を鵜呑みにしている。
あれはリア充の口づけの口実なだけだというのに。
鈍感なこいつの爆弾発言には困ったものだ
「嫌」
「えーつまんな。」
思い切ってかっこよく一言。
「お前が苦しむの、見たくない」
「バカじゃない!?」
と焦るのを見て笑う。
いつもは俺が焦らされるけど、今回は俺が上手のようだ。
「顔真っ赤、笑。どう?ちゃんとうつせた?」
君と別れて一年と十ヶ月が経った。
残っているのは、君がくれた思い出だけ。
いつまでも君を忘れられなくて苦しかった。
君は突然サヨナラを告げて消えてしまった。
君はポジティブだったからネガティブな僕が面倒になったのかもしれない。
だから僕は僕の心に残った君を愛し続けた。
だんだんと君の輪郭がボヤけてきたとき
街中で君の姿を見たんだ。
でも、君は知らない男と歩いてた。
降ってきた雪に興奮してキャッキャとはしゃぐのを見て、やっぱり愛しいと感じたんだ。
きっとまた雪が降るとき君には新しい男が横にいて、
さみしい顔した男が一人増えるんだろうな。
そしたらそいつと俺でパーっと騒ぐか
君の好きだったところや、可愛かったところ。
面白かったことや、楽しかったこと。
ダメなところや、恥ずかしい思い出。
大丈夫。それもくるめて好きだから。
こんだけポジティブならまた振り向いてもらえるかな
あぁ雪よ降れ。