過ぎた日を想う
ねえ。なんでいなくなるの。
ずっと、一緒だと言ったじゃん。
どうして、目を覚まさないの?
君がいないと...私は生きていられないよ。
ごめんね。ごめんね。
みんな、私なんて必要じゃないと思っていたから。
この世に退職届を出したんだ。
君が私の映像を見て、泣いているの知っているよ。
私は君のそばにいるよ。お願いだから、君だけは、人生に退職届を出さないで。本当に。
我儘な私でごめんな。ありがとう。
私は君に呪われちゃったなあ。
窓から見える景色
私はずっと好きな景色がある。
とてもきれいで美しい空と壮大な山がある景色だ。
届きそうで届かない、雲を見ていた。
ねえ。お姉さん。そっちの世界はどう?
こっちの世界は汚れているよ。様々な感情で。
母さんはずっと酒を飲んで暴れているし。
父さんは女遊びをしている
私もそっちに行っていいかな
きらめき
キラキラ光る星と太陽の力を借りて光る月がある。
俺は正直、月だと思う。だって、この舞台に立てるのはたくさんの応援、たくさんの支え、用意してくれた縁の下の力持ちの人たちのお陰であるから。
今日もこの舞台で俺らしく演じる。明日もこれからもこの舞台で演じ続ける。
俺らしくいるために。ありがとう!
鐘の音
ゴーン
ねえ。知っている?鐘の音を聞くと一生幸せになれるんだって。だから....
その言葉の続きもなく、君はいなくなった。
まあ、とりあいず、鐘の音が聞こえる場所に行った。きっと君も聞いているのだろう。久しぶりに冒険したことや秘密基地を見つけて、夕日を見て、喧嘩をして、くだらないことで笑い合う日を思い出した。
どれもどれもくだらない思い出ばかりだ。でも、大事な思い出だ。
ありがとう。もし、来世で会えたら、もう一度、親友になってくれ。もう一度、心友に....
目が覚めると
目を覚ましてみると、そこには、ずっと待たせた大切な恋人がいる。
ずっと、ずっと待たせてごめんな。
今から、結婚式の続きをしよう。
ああ、神よ。私はあなたに感謝をします。私と恋人を引き離させずに恋人を預かってくれました。
はっと、目を覚めるともうそこには誰もいなかった。
見えるのは、白い天井だった。また、あなたのところに行けなかった。