きらめき
キラキラ光る星と太陽の力を借りて光る月がある。
俺は正直、月だと思う。だって、この舞台に立てるのはたくさんの応援、たくさんの支え、用意してくれた縁の下の力持ちの人たちのお陰であるから。
今日もこの舞台で俺らしく演じる。明日もこれからもこの舞台で演じ続ける。
俺らしくいるために。ありがとう!
鐘の音
ゴーン
ねえ。知っている?鐘の音を聞くと一生幸せになれるんだって。だから....
その言葉の続きもなく、君はいなくなった。
まあ、とりあいず、鐘の音が聞こえる場所に行った。きっと君も聞いているのだろう。久しぶりに冒険したことや秘密基地を見つけて、夕日を見て、喧嘩をして、くだらないことで笑い合う日を思い出した。
どれもどれもくだらない思い出ばかりだ。でも、大事な思い出だ。
ありがとう。もし、来世で会えたら、もう一度、親友になってくれ。もう一度、心友に....
目が覚めると
目を覚ましてみると、そこには、ずっと待たせた大切な恋人がいる。
ずっと、ずっと待たせてごめんな。
今から、結婚式の続きをしよう。
ああ、神よ。私はあなたに感謝をします。私と恋人を引き離させずに恋人を預かってくれました。
はっと、目を覚めるともうそこには誰もいなかった。
見えるのは、白い天井だった。また、あなたのところに行けなかった。
赤い糸
ねえ。今、何をしているの。
編み物をしているよ。
それじゃ。私のぬいぐるみを作ってよ。
何色がいいの。
赤色のくまちゃん!
という夢で目を覚ました。私は、一人でいる。編み物なんてやめた。あの後、友達だったあいつに目の前で捨てられた。
憎い。呪ってやりたい。殺してやる。いなくなれ。と何度思った。あのときの赤色はあざ笑うためだったのか。
呪いの赤色の毛糸
相合傘
相合傘というものをしたいことなんてない。
私には無関係な言葉である。と思っていた。
でも、相合傘って同じ性別、人間ではなくっていいんだよね。
今は多様性を認めようとしているんだから。
カラスさん、一緒に帰ろう!