青空が暗闇に変わる、
ほんの短い紅の時間
誰そ彼れ時
あなたはだあれ?
わたしはここよ
暗闇が青空に変わる、
ほんの短い茜の時間
彼は誰れ時
きみはだれだ?
おれはここだ
忘却とは忘れ去ることなり
忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ
忘れ得ぬ人とは遠き人を云うなり
人は常に忘れ得ぬ人を忘れよと云う
会えないのなら・・・
会えなくても・・・
生きていれば・・・
生きているのだから!
幽冥の世界に、必死に手を伸ばす
#たそがれ
「君の名は」リスペクトです
昨日の私の後悔も
今日の私の後悔へ
きっと明日も
私は私のままなんだろう
#きっと明日も
北校舎4階、2年1組
窓際、前から3番目
頬杖をついた彼は
なにを見つめていたんだろう
#窓から見える景色
「愛」
3月31日深夜、卒業以来静かだったクラスLINEが間抜けな音で鳴った。
東京組は4月1日の始発で出発決定
見送る人は駅にヨロ!
「明日か…」
スマホでバイトの予定を確認しつつ、
なにか気になる。
3/31 23:30
確か、新幹線に乗り継ぐ最終は、24:01発。
あたしはコートのポケットにスマホとチャリのカギをつっこんで飛び出した。
違うかもしれない
でも
あいつは
バカでお調子者で
さみしいのが嫌いなあいつは
やるかもしれない
荒い息でチャリを降りて、無人駅のホームに駆け込む。
いるわけない
いるわけない
でも
でも
いるかもしれない
ホームに立っているのは、何度も見た横顔。
「こ…この…ばかっ」
ぜーはーぜーはーのあたしがにらむと、
きまり悪そうに視線をそらして
「バレると思わんかった」
ぼそっと言った。
見送りが来る始発まで、
卒業以来の日常をぽつぽつ話した。
あいつは「へぇ」とか「それで?」とか、
いままで通りだった。
あの夜、過ごした時間は、
特別で、でももう終わってしまった時間だ。
ただ、あいつが意図したメッセージ、
あたしが気づいて駅に駆けつけた応え、
はっきりした形はなくても、
愛が、あったんじゃないかなぁ
春が来るたび、思い出す。
#形のないもの
この腕と足で
真っ昼間 ヒール蹴飛ばしジャングルジム
なりたい「アタシ」に なってやるんだ!
#ジャングルジム