遠い日の記憶
俺はいつまで引きずってんだろ
良い記憶じゃないのに
あれは小学生の時
なんか突然、いじられるようになった
理由は分からなかったけど
かなり痛かった
遠い日の記憶
俺はどこまで引きずってくんだろ
早く忘れたいのに
あれは中学生の時
なんか突然、脅された
理由は分からなかったけど
校舎裏に行った
遠い日の記憶
俺はなぜ忘れられないんだろ
今でも目蓋の裏にやきついてる
あれは高校入学式
俺は髪を短くして、性格を変えた
口調も服装もいろいろと
俺は変わりたかった
遠い日の記憶
俺は、、、
なぜ忘れることが出来ないんだ
空を見上げようとした
でもここは部屋の中
見えるのはしばらく使っていない照明
空を見上げようとした
でもここは高等学校
僕は俯いたまま、校舎裏に向かった
空を見上げようとして、河原に向かった
ずっと前から空を見たかった気がしてた
空を見上げた
ようやく思い出した、空を見たかった意味を
戻りたかったんだろう
もう亡き祖父と、空を見上げたあの頃に
終わりにしよう
この世界を
僕は世界に適応できなかった
なぜ何もしていない僕の悪口を言うのか
なぜ教科書が破かれているのか
なぜクラスLINEに入れてもらえないのか
僕は学校に適応できなかった
なぜ家に落書きがされているのか
なぜ冤罪で裁判を受けているのか
なぜ面接に落とされたのか
僕は社会に適応できなかった
終わりにしよう
この世界を
銃口を頭に当てて僕は意識を失った
僕は世界に適応できなかった
天井
いつも見上げるそれは、届きそうで届かない
どれだけ手を伸ばしても届かない
僕はいつか天井に触ってみたい
それは、何か台を使ったり誰かに背負ってもらうのではない
僕もいつかお父さんみたいに身長が伸びるだろうか、大きくなれるだろうか
天井
いつも見上げるそれに、もうすぐで届きそうだ
でも、それでも、まだ届かない
僕に足りなくて、お父さんにあるものとは何なんだろうか
僕はどうすれば天井に触ることができるのか
天井
ようやく届いた
これが天井か、、、
僕は何がしたくて天井を目指していたんだろう