#空に向かって

小さい頃、

星は金平糖で出来てるんだって信じていた。

雲は綿あめで出来てるんだって信じていた。

世界が輝いて見えていた。

あの頃より成長した今、

星はガスの塊で出来ているんだと知った。

雲は水で出来ているんだと知った。

世界がつまらなく見えた。

それでも、小さい頃の"おとぎ話" を信じたくて
なによりも澄んだ青い空に向かって手を伸ばした。

世界をもっと知りたいと思った。

#はじめまして

はじめまして、どうぞよろしく。

まだ見ぬ未来に胸を膨らませながら

今年もアオハル！

#また会おうね

またね！って、だけでバィバィとかよりも別れ際の虚しさがちょっとなくなる。

"また" がないとわかっていても、またいつか会えるかなって少し希望が持てるから。

#泣いたロボット

ある日、ロボットは一人の女性に出会った。

彼女が泣いているのを見て、

ロボットは、
「君と同じように泣けるんだ」と言った。

彼女は涙を拭い、絶望的な笑を浮かべて

「あなたに本当の悲しみが分かるわけがないでしょ」

と冷淡に呟いた。

ロボットは泣き続けたが、その涙は誰の心も癒さなかった。

#小さな幸せ

桜が校舎に咲いた。
ツバメが帰ってきた。
連符が綺麗に吹けた。
部活という青春が一生続けばいいのに。

小さな幸せが沢山あることを知った。