ここはどこだろう
私は何してるんだろう
いつまでこうしてるんだろう
歩かなきゃ
もっと遠くに行かなきゃ
これじゃ何も始まらない
何も見えない、聞こえない
この美しい世界がそう思わせる
まだ知らない美しいを教えてくれるから
今は煩雑さの中にある幹を探してる
成長した枝は長くて
いたずらに私を迷わせるけど
一歩ずつ辿っていくだけ
辛くてもそれが未来に繋がるなら
楽しさを見いだせるなら
ここにいる意味があったと思えるはず
#この世界は
そうだ、この前夢を見たよ
幸せな夢だった
忘れもしない
憧れの人が目の前いたんだ
私とお話ししてた
そして、腕を組んで歩いたよ
なんともときめき多き瞬間だった
目覚めた瞬間
遠退いていこうとする記憶を捕まえて
忘れないように物語をたどったよ
私だけの思い出だ
#夢を見てたい
しもやけが痒い
久しぶりだこの感じ
パンパンの手足先
寒いけど熱をもっている
最近もちゃんと寒くなってきたのに
どうしてか、しもやけだけ引いてきた
いなくなっても寂しさはないけど
今日は君にお話したい。
しもやけさん、
私は寒いのが好きじゃないんだ
動けなくなっちゃう
それなのにどうして
冷たい水で食器を洗ってるのかって?
それはただお湯がでるのが待てないからだよ
君の出番を待ってるんじゃないさ
ははは。と、しもやけが笑う。
ははは。と、私も笑っておこう。
#寒さが身に染みて
歳をとるといろんなことが見えてくる
小さい頃は自分が中心の世界が正しかったけど
見るべきはもっと広い世界で守られてる法則
そんなことばかり教わってきたのに、
当たり前って本当は狭い狭い社会
徐々にそういうことに気づく時期がくる
親元を離れて
お金を得ることを学んで
自由に生きてると
まだまだ小さいなって思う
学ぶことは尽きないな
でも知らないに出会うとわくわくする
まだ始まったばかりだ
#20歳
欠けてるもの
見つけに行こう
最初から無かったとしても
ここには穴があるから
埋めたくなるんだよ
何度も試したさ
あなたの言葉を聞くたび
当てはめて当てはめて溶けてった
やっぱり寂しすぎたんだ
今はあの空に浮かぶ月を見るたび
思い出すあなたのこと
探せど呼びかけようと
聞こえない悲しみの音
もう大丈夫
感謝もできるし自然に笑えるんだ
あなたもそうであってほしい
その輝きとともに伝えて
#三日月