どうやらしっかり雨が降っているらしい
パラパラという雨音の裏で
空を舞う雨と
隣のいびきと
車両が道路を走る音とが
各々で個性を持ったベースを奏でている
ずっと暖かいと思っていたから
楽しみなんだ
この雨がいつしか雪に変わって
新しい景色を見せてくれるのが
その時にはまた
違った音色を聴かせてくれるかな
#冬のはじまり
暖かさって伝わりにくい
こんなに一生懸命でも
感謝してても
誤解を解こうとしても
伝わらないことがある
でもそこには
本当は過去の自分がしてきたこと
あなたと真っ直ぐに向き合えなかったこと
それらが邪魔してるってわかってる
編んで編んで少しずつ大きくなる
セーターみたいに
私も少しずつでいいから
あなたからの信頼を取り戻す
努力をします
そしたらきっと
伝わるはず
#セーター
子どもたちが泣きわめいたり
駄々をこねたり
意味不明な言葉を発しているのを耳にして
私はよく思うことがあるんだ
あんなに不思議な生き物が身近にいるのに
どうして彼らの親は
彼らに興味を示さないのか
きっと彼らとのやり取りは
容易ではないのだろう
これまでの親達の態度が
それを物語っている
それはよくわかってはいるが
まだ何もかも純粋で
吸収することばかりな彼らは
私たちに未知を教えてくれる?
のではないかと私は思う
可能なら周りの大人達を排除して
あの不思議な生物と一対一で
コミュニケーションをとりたい
とよく感じる
答えがわかる前に
私の疲労がやってくるのは
目に見えていたとしても
#夫婦
私今楽しんでる?
うん、楽しいよな
だってずっと楽しみにしてたことだし
でもね、あなたがいないからかな
この感情を
自分の内に留めてて
実践できていない気がする
でもこのことを認めてしまうと
私の自信は他人ありきなのかな
って思ってしまうよ
何のために旅をするか
私には何が足りていないのか
そんなことを考えて
素直な感情がどこかに行って
黄昏野郎を気取ってみて
結局過去を後悔してる
ちっさいな
まだどこにも行けてないのに
#どうすればいいの?
風に吹かれて儚く消えてしまうような
そんなメンタルだったのに
ここにいられるから
あなたを見てられるから
あなたの歌声を堪能できるから
私はもう崩れてしまってもいい
本当はすごく怖かったんだ
前日の夜から今までに
ちゃんと回復できるか
だから他のことは我慢して
健康でいることに努めたのさ
ここにいられることって
当たり前じゃない
今ならあなたの言葉
何もかもに涙さえ流せる
感謝しています
ありがとう
今はキャンドルじゃなくて
倒れても平気な松明くらいに
成長できてると思う
#キャンドル