「遠くへ行きたい」

　ふと、遠くへ行きたいと思った私は、電車に乗って遠くへ行こうと考えた。
　すぐに出かける準備をして、玄関のドアを開けた。
　空を見ると、快晴だった。どこかへ出かけるには、いい日だと思い、私は歩いて駅へ向かった。
　

「クリスタル」

　目の前にあるクリスタルが、美しくとても素敵だと、私は思った。

「夏の匂い」

　最近、さらに気温が上がって、すごく暑いと感じる事が増えた。
　もう酷暑ではないか？と思うくらいだ。
　私は、冷房のかかった部屋を出た。
　廊下にいると、夏の匂いがした。
　ああ。夏だな。夏の独特のあの空気だなと廊下を歩きながら私は、そう思った。

「カーテン」

　朝、目を覚ます。
　カーテンからあたたかい光が入り、私は、綺麗だと思った。
　「一日の始まりだ」
　私は、独り言を呟き、寝室を出た。

「青く深く」

「誰か、助けて」
　私は、落ちていく。
　この青く深い海へ。
　
　私は、夢から目を覚ました。
　幼い頃の記憶の夢だった。
　
　私は、幼い頃、海で溺れた。
　助かったが、その後、海がトラウマになった。　　
　
　現在、私は、大学生で夏休みで友達と海にきた。　
　私は、トラウマを抱えながらも、海の中へ入った。
　青く深く海へ。
　海の水は冷たくて気持ち良かった。
　友達と海で楽しく過ごした。
　少しは、トラウマを克服できただろうと私は、友達と一緒に泳ぎながら思った。