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9/27/2023, 12:55:14 AM

ビルが乱立するコンクリートジャングルのガラスに太陽の光が反射し、ほんの少し先の景色は熱せられた地面のせいでゆらゆらと揺れている
人で溢れたスクランブル交差点を歩きながら、額と首から吹き出てくる汗をハンカチで拭った。

テレビの天気予報はこの猛暑が11月頃まで続くだろうと発表した。
その言葉どうり涼しくなる気配はない。

しかし、駅前のカフェや洋服店の看板やチラシはすっかり秋になっていて秋の色や食べ物が目に止まる。

体感では感じられないが、現在が8月を過ぎて9月であり「秋」を感じられる事がなんとも不思議な事のように思えた。

9/20/2023, 3:16:16 AM

どれぐらいの時間が経過したのだろうか。
自分の背中に回された腕の温かさを感じながらそっと目を開ける。私が身じろいだことに気付いたのか彼も腕の力を弱めた
不意に互いの視線が合わさって、彼の瞳を見つめていると彼が照れ臭そうに私に接吻をした
「どうした?」
「…なんでもない」

静かで幸せな時間
このまま時間が止まればいいのに、

5/24/2023, 8:55:35 AM

私たち人間は「死」という呪縛から
決して逃れることができない。

故に誰もが「死」を認識し、恐怖する

「だったら死神は【死】を恐れるのか?」
「さぁ、どうだろうね」

隣の死神はニヤリと笑った

4/3/2023, 10:08:24 AM

どうして人は大切なものほど
すぐに忘れてしまうのだろう?

こんなにも手の届くところにいるのに。
君はなんでもないように首を傾げる

いつもの声で
いつもの仕草で
何一つ変わりなく、話しかけてくる

今にも泣き出しそうだ。
でも、精一杯溢れそうになる涙を堪えて

ボクは君に笑ってみせた。

3/30/2023, 11:03:37 PM

私はこの会社が本当に大嫌いだ
ほんとうは足を運ぶことだってしたくない
でも、それじゃ私が生きていけない

だから何気ないふりをして
最後に刃物を突き立ててやるんだ

「 一身上の都合で退職いたします 」

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