……天国?うーん、まあ……いいところなんじゃない?
死ぬ前に悪さをしてなければ行けるってきくよね。
……地獄は…まぁ……悪いところなんだろうけど、ひとによるんじゃないかなぁ。
だって、よくいるだろ?その……なんていうの?ドM?そういう人はすきそうじゃん?笑
……僕?僕はまあ、できるなら天国に行きたいかな笑
天国と地獄。
お月様にはうさぎがいるって?
嘘に決まってるだろ、そんな話。ただの作り話だよ。
……月に願い事すると叶う?
………………まあそれは……嘘だとは言いきれないな。
不思議だった。うさぎはいないって言い切るのに、願い事は叶うって言うから……でも、それがどうしてなのか、今ようやくわかった。
ずっと忘れていた記憶。片隅に、断片的に残ってた謎の記憶。思い出したらすっきりするだろうと、満月の夜に記憶が知りたいと願った。
……窓に舞い降りてきたのは、いつかのあの子だった。
ああ、この子が……みんなの願い事を、叶えてくれていた「うさぎ」さんだったんだね。
ありがとう。
━━━━━━━━━━━━月に願いを。
ねーぇ、どこいくのー??そっちは出口じゃないよぉ。
……ん、あれ?いなくなっちゃった……おーい、どこにいるのー?
…さすがに返事はしてくれないか笑うーん、でも困ったなぁ。どうせ出られないだろうからそれはいいけど……姿が見えないのは心配だなァ……。
……ねぇ、出てきてくれない…?
━━━━━━━━━━カタン
!!…………この部屋?…入るよー。
あーいたァ〜。よかったぁ心配したんだよ?
大丈夫……怖かったねぇ。大丈夫だよ。
……そんな怯えた顔しないで?君は笑った顔が1番だ。
━━━━━━━ああ、もう………………逃げられない。
もう……なんかなぁ。学校って、つまんないよな。
俺疲れたよ。
勉強頑張っても達成感ないし、部活で活躍しても満足出来ない。授業は眠いし、朝起きるのはダルいし……
いっそ、ここで「おわる」っていうのも……ありかな?
彼は笑う。哀しそうに、自分を嘲笑うかのように。
彼女は言う。
……そっか。それじゃあ……また明日、ね。
ただその一言が、その時間の彼を救った。また明日。
ねぇ、あなたは…………「運命」 って、信じる?
……私?私はね…………はっきり言ってしまえば、信じないわ。だってもし運命があったとして……そんなことは無いと思うけど、あなたが運命じゃなかったらどうするの!!
そんなの……やってられないわ。特別なことなんてなにもなくていい。
あなただから、いいのよ。あなたは私の「理想」で……
大切な、「運命」 よ。
━━━━━━━━━━━━━━━理想のあなた。