人間に必要なもの……金、権力…?本当にそうだろうか。
人間に最も必要なのはまぎれもなく、「時間」 だ。
金や権力なら、人並み以上に頑張れば手に入る。金や権力がなくたって、人は生きていける。まあ、金がなければ不便かもしれないが……。
そんな時を生きる中で、「時間」 がない場合を仮説してみよう。
もちろん、寝坊して学校に遅れそうだとか、そういうものではない。物理的に、「時間」 がない場合だ。
まあ生きることを実感することはできないだろうな。そもそも、人間すら、地球すら存在していないかもしれない。
……私の好きなプリンすら……存在してない…………?
いやそれは駄目だ。も、もうやめよう。仮説は終わりだ。
最後に、タイトル……だな。んーと……そうだな、
………………「失われた時間」 。
男の子は母親が好き。なんて、よく聞く言葉な気がする。
思春期があるおかげで反抗期も普通にくるわけで……それを乗り越えて、母親も子を更に好きになるらしい。
マザコン、なんて言葉もよく聞くけれど、言葉だけ聞けばなんとなく、嫌な感じがする。
もはやこれも一種の依存だ。
私の弟もそれなりに母親を好いてはいたけど、私の彼ほどじゃないな、とつくづく思う。
だって旅行にも遠出のデートにも彼は自分の母親を連れてくるし、ここまでくると少し怖い。母親だって満更でもなさそうだし。
嫌になる人もいるだろうが……私の場合は、幸い仲は悪くないし、このままでもいいかとお付き合いは続行させてもらっている。が、まぁ重度だな、と思うことはある。結構ね。
人によるかもしれないが、子どもは大きくなれば自立して、大切な人もできる。母親はそれが悲しくなるものみたいだし、仕方ないか。
母親が願うのは、子どもの幸せ。あとは……
「いつまでも子供のままでいてほしい」。なのだ。
……彼氏と喧嘩した。
彼女はぶすくれて、クッションを抱いて座っている。
その姿はまるで置いてけぼりにされたウサギみたいで思わず笑ってしまいそうになるけれど、ぐっとこらえた。
彼女は私の親友で、喧嘩した彼氏も私の友達。
どちらも大事な友達だから、内容によっては味方をしようにもできない。
いままで何回か大きな喧嘩もあったけど……その度に私が協力してなんとかしてきた。
今回はどうしようかと悩んだけど……
ピンポーン
……ごめん○○……あ、あ……あい、…………愛してる!!!!!
そう、内容によっては、どちらの味方をするか決まるのだ。なんとも締まらない言い方だけど、まあ及第点だろうな笑
そして翌日からも彼は「愛を叫ぶ」。
あ……あれ!!ちょうちょとんでるよ!
泣いてる君を慰めるのには、少し不器用だったかもしれない。
でも君ってば、全然泣き止んでくれないんだもの。僕も泣きそうだったよ。
……あ、ちょうちょ。キイロだ…………え?私はシロが好き?どうして??
「モンシロチョウ」は……貴方との大切な思い出だから
僕たちが出逢ったあの日は、雨だったかな。でも、太陽は顔を出していたような気がする。
時に笑って、泣いて。喧嘩しても、すぐ仲直りして……僕も君も案外意地っ張りだから、どちらかが謝る、はなかったね。
あの頃はとても充実してて、毎日が楽しくて仕方なかった。
そんなながーいお付き合いの期間も、今日で終わりだ。
そんな顔するなよ、思い出はいつでも自分の中にあるよ。また、2人で思い出して笑おうよ。
僕と出会ってくれて、僕に幸せをくれて、ありがとう。
今度は、僕が君を幸せにするよ。
君の永遠の幸せを、ここに誓います。
忘れられない、いつまでも。忘れない、いつまでも。