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4/26/2025, 5:18:45 AM

笛の音にのせて
波間に消えゆくその影よ


[こっちに恋]
源平のはざまに
若き命がささやく


[愛にきて]
この戦の世を超えても
君の心に生きていたい



【たまおりの恋】

風やさしき須磨の浦
あの日、笛の音に心ふるえ
君が背を追ひし春の暮え

[こっちに恋]と
ひそやかに わらは言ひけり
あれは戦の道に花のようになる君

月のしづくに面影を探せども
君は波間に消え給ひぬ

わらはかくて髪を落とし
紅の衣を脱ぎ捨てて
尼の名をもて君を念ず

夢の夜そなたの声
[愛にきて…]と囁けば
わらの涙はまた頬を伝ふる

かの世までも願ひはひとつ
君の手を再びとらんため
わらは今宵も君を待ちえたり






【君恋ふる笛の音】

君の袖に頬を寄せし宵のこと
春風に舞ふ紅の香よ

明日戻らばまた笛の吹かむ
笑を交はせど胸はふるえぬ
戦の夜ただ君を想ふ

こころ細し敵の影に
かすかに揺るる命の灯
されど武士(もののふ)なる名にて
逃げること かなはず

君よ
[こっちに恋(来い)]と呼ばふ声を
我は夢にて聴きたいと願ふ
たとえ魂(たま)離れど
我が恋、朽ちぬものなり

刃に果てても
月夜に笛を吹かむ
君の夢路へ そっと誘はん

[愛にきて]
あれは かの世にても
君と手をとらまほし
君と ただ君と










平敦盛と玉織姫の伝説
玉織姫は平敦盛の恋人、もしくは婚約者だったとされる伝承上の女性。
平家物語には玉織姫のことが記載されていないが
戦に行く前にも2人は深く愛し合っていた。

敦盛が戦で命を散ったことを知った玉織姫は
深い悲しみをおくりながらも出家して彼のことを毎日弔ったとされている。



4/25/2025, 9:06:23 AM


タワー・オブ・テラー周辺bgmが流れている最中に、
ディズニーキャストのアレンイェーガーにより
集団で案内された


カツン…カツン…


??『アイツ………』

若い男は、1人でタワー・オブ・テラーに乗車しようとしている。


(プレイショー)
アレンイェーガーがゲストに語る


『みなさん、こんにちは。ニューヨーク市保存協会が主催するタワーオブテラーのツアーへようこそ。ここホテルハイタワーにある貴重なコレクションは全てホテルの創業者、大富豪で探検家のハリソンハイタワー3世が集めたものです。1899年12月31日、ハイタワー3世は、ホテルで記者会見を開きアフリカの秘境で手に入れたシリキウトゥンドゥと呼ばれる奇妙な偶像を公開しました。
そしてその夜に行方不明になりました。



転粉『……………………』
(プレイショーに入る前にあった枯れた葉…芸術的だ)


タワー・オブ・テラーに乗りラプンツェルのアトラクションにも並ぶ転粉。全く列が動かず、彼は小さなペンを取り出してスケッチブックに書き込む。日本中に注目されている志村転粉は、周りが彼のイラストをチラ見している人が多く、複数人の若者が

『デザイナーの転粉じゃね?』

『うっそー!転粉氏!?』

と、小さな騒ぎが起きそうだったが、列が動いて彼も前を向いて歩く。 


列の階段が止まってからもスケッチブックを開始して周りの見ながら絵に描いていく度に、周りも彼の姿を見ようとチラッと見ている老若男女が多かったのだ。


プシュー………


次はベイサイドステーションです
東京ディズニーリゾートオフィシャルホテルへ 
おいでの方は、下車駅です

our next stop Bayside station
pleasedisembark here for the
Tokyo Disney resort Office Hotel


目的地のホテルに着いた男は、1人で受付をする。

ガラガラガラ………

キャリーケースを押す男は、無言で歩く
そして1人で透明ガラスのエレベーターに乗る。
ガラスから見えたのは、家族やカップルたち


??(俺だけ1人…塔矢…俺にディズニーシーチケットとホテルチケットをくれるなんてな…ふ………ライバルなのに仲良し…)


[ごゆっくりお過ごしください♪]
と、幼い子供たちに
お菓子を無料で配るホテルマンたち


チーン………


エレベーターが上り始めた。

??『……………』(景色が綺麗だな)


チーン………



最上階だった。
ゴロゴロとキャリーケースを運ぶ男は部屋の前に来て
ピピッとカードを当てて入った。 




ホテルにあるウォーターサーバーから冷たい天然水を
グラスに注いだり、天然水からコーヒー粉を入れてミルクを入れて静かな海の景色をホテル部屋から眺める男がいる。そして、水とカフェオレを飲む男。[志村転粉]



かつて、死柄木弔と呼ばれる志村転孤と
荼毘と呼ばれる轟燈矢がいた。
彼ら生涯は、日本中に広がっている。
ホテル部屋に行く前に、
最上階ホテルのロビーにも無料で読める死柄木の生涯を志村転粉が読む。



転粉(150年前の出来事か…)


煌びやかなロビーで、まるで
グランドニッコー東京ベイ舞浜ホテルのようだ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

(回想)

転粉の父、粉太郎
『良いか!転粉は絶対に結婚するんだ!!!!!』

転粉の母、奈央は5歳の転粉を庇う
『やめて下さい!粉太郎さん!貴方は転粉じゃないんだから!』

粉太郎
『しかし、代々と続いているんだ!紡いでいかないと!』

転粉『結婚したくない!それにヒーロー少ないんだろ?僕はデザイナーになりたいんだ!』



親子喧嘩をして転粉の父、粉太郎は代々と続く
ヒーロー自営業を辞めて、警察官になったのだ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




サッサッサッ………

転粉は、受付があるロビーでシャーペンや、万年筆
轟塔矢から貰った大人用の色鉛筆セット
彼は、大きな植物を描く
植物近くで水が流れる音がロビーに響きながら
彼は絵描きに集中する


転粉『これで良し…』


彼は服のデザイナー、イラストレーターをしている。
今は、昔に活躍していた敵連合の死柄木の服の形を
全く新しいデザインを作っている最中だった。
そして時間が経つと
ロビーがある1階から最上階の14階まで挙式が
見えるスタイルの全く新しい挙式がある。
そこでトガヒオコという若者に人気があるインフルエンサーと待ち合わせしていたのだ。



ヒオコは転粉を見てこう言う

『はじめまし………あれぇ?何処かでお会いしてますよねぇ?』


転粉は、ハ?と呟くが
彼女は、

『これは巡り逢いかなぁ?』

と、笑っていたのだった







2025年4/25日の夢を
夢小説化しました

4/24/2025, 5:59:41 AM

どこへ行こう?



ヒロアカ✖️ジャックインドーナツとコラボ
情報が来たーー!


愛知県のジャックインドーナツ調べてみると名鉄パッセか、春日井市しかない


名鉄パッセか
名駅、名鉄だよね

名古屋マリオットアソシアホテルが見える
名鉄パッセ

2022年によく自分1人でよく電車乗り換えして名古屋の
名駅、栄、久屋大通、大須、名城公園、熱田神宮伝馬町とかの駅で練習してた名古屋祭りで人混み電車がダメになったけど
克服するチャンスだ


豊田市方面の電車なら大丈夫だけど、赤池方面
名古屋方面の電車は、名古屋祭りがダメになった後の2022年から1人で名古屋方面の電車に乗っていない

愛知県の星ヶ丘駅すごくオシャレだよ。と
聞いたことがある。星ヶ丘駅に降りたことがないな
近くにホイップの形を変更できるスタバがあるらしい



だけどヒロアカの推しが待っていると思えば出来そうだ


最近、主人公の緑谷出久も好きで
ヴィラン化した緑谷出久も好き


死柄木弔(志村転孤)✖️緑谷出久(ヒーロー名デク)
好きすぎる 



ドーナツ店で、ヒロアカグッズ等もあるんだ



名駅から近いシネマスコーレ

1人で名駅に行ったらよく小さなシアター映画館の
シネマスコーレで、
DVD化、Blu-ray化していない幻の映画[森の学校]
よく見てた

場所がよく分からなくて、ナビタイム、Googleマップで調べて行ったな


このチャンスは克服するチャンス

赤池駅から練習して、名古屋から
東京、大阪の電車に乗って練習したい


愛知県以外の電車乗ったことがない。



通販で死柄木の幼少期[志村転孤]アクリルスタンドがあったから早めに予約しなきゃ! 


ワクワクを与えてくれてありがとう


じゃあ、土曜、名鉄バスでパン屋に行く予定だから、
名鉄バスに慣れる為に練習します

4/22/2025, 11:47:56 AM

big love


もうこの世には居ないけれど私は歴史人物が好きだ

教科書でも習う、教科書以外の本に紹介されている

日本と外国の歴史人物



[平敦盛]
初陣として一ノ谷の戦いに参加して命を散った
若武将。熊谷直実に対しての言葉が切な過ぎて 
彼の死後も、織田信長公が最後の舞[敦盛]を舞う  
敦盛さん好きです
(織田信長公、敦盛さんのファンだと思う)
彼の推し活すると兵庫県、京都府がメインかも




[森蘭丸]
最後まで織田信長公を支えてきた小姓。その生き方は
私の心を打つ程、信長公を守って戦い続けた死で
あって、とても切ないよ。だから好きになる
推し活だとメインが京都府、岐阜県、愛知県
森蘭丸は、今の愛知県一宮市出身らしい
(今の岐阜県可児市だと思ってた)諸説あり




[天草四郎(益田時貞)]
豊臣氏に繋がっている!?
そもそも存在しない人物!?
謎に包まれている若い男性キリシタン!
謎に包まれているから好き!
推し活だと熊本県、長崎県だね!





[岡田以蔵]※今の推し歴史人物です
江戸時代後期の幕末期に
人斬り以蔵と呼ばれた人斬り
本当の彼は人の指示に従うピュアな彼なのかな?と
思う。武市半平太に出会わなかったら人斬りにもなっていなかっただろうし、違う世界が
待っていたのかな?と、切なくなって最期は斬首 
すごく切なくて、泣いちゃうほど好きです

岡田以蔵、好きすぎて夢の中で
死柄木弔が岡田以蔵
オールフォーワンが武市半平太を
演じていたし、岡田以蔵すごく好き

推し活だと高知県を含んで、京都府中心を周る!



[沖田総司]  
年齢は詳しく分からない彼は、新撰組メンバーで、
アニメのモデルにもなっている。その影響で
好きになります。銀魂の沖田総悟
コナンの沖田総司とか、彼のモデルらしい
推し活動は、京都府中心かも




[土方歳三]
鬼の副長で箱館戦争で散った新撰組メンバー
今年の秋か冬に彼が居た北海道の
五稜郭に行く予定です!



[源義経公]
悲劇で英雄の人。
2013年ぐらいから岩手県の平泉町に行きたい
彼が居た場所へと遠くの距離から足を運びます!
彼の生涯を知るキッカケは大河ドラマと、
アニメ[平家物語]だ。






その他の男性たちも居る
big Loveな、女性もたくさん居るけれど


歴史人物にも推しがあって、すごく楽しい
推しをありがとう


歴史人物の推し活動だと
坂本龍馬が直接に来た
小料理屋に行ったこと 
彼が食べたと言う田楽豆腐を食べた 
最高に美味しかったな

4/21/2025, 3:09:09 PM

ささやき


??
『………目が痛むのです。』

法師
『ん?』

??
『お助けください。目が痛くて泣くことさえ
出来ません』

法師
『蝶?…こんな季節に…』



真冬で雪が降っているときに法師は女性の声を聞き取る

??
『…もし、法師様、何かお探しですか?』

法師
『いや、探し物ではないのだが、今、耳元で女性の声が』

??
『まぁ、法師様も聞かれましたか』



この、すすき野原には、かつて、1人の女が
行き倒れて死んだという伝説があるのです。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



志村新八は興奮して叫ぶ
『ふぉーーーーーーーーー!!!!!』

坂田銀時
『うるせぇよ!小町の物語が聞けれねぇよ!』


死柄木弔も志村新八を睨む
そして、勝手に[かわいいだけじゃだめですか]を
掛けるメガネとも呼ばれる志村新八



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




その美しさで数多の貴公子に求婚されたのにも関わらず
誰1人として愛そうとせず、やがて年老い、誰にも
顧みられることもなく諸国を放浪した果てに
ここで命を落とした哀れな女です。


法師
『なんと…その様な哀れな死者であれば[弔]って
やりたいが』



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



死柄木弔
『弔って呼んだ!?弔は、この俺だ』

死柄木弔はドヤ顔をしたが呆れた坂田銀時は

『死柄木、お前じゃないから!小町のことだから!』

志村新八は、小野小町ストーリーを聞きながら
音楽に合わせてダンスをしている



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


??
『ご親切な法師様。どうか、その女の物語を
お聞き下さいませ』



〜あれは、いつの頃だったでしょう〜


『今夜は百夜目。あの方は来て下さるかしら?』


雪が降っている中、1人の男が外に行き出歩く


『止めるな!私は約束したのだ!必ず百夜通って行くと』

『無理でございます!この雪の中、牛車も使わずに出歩いて行くなど!ただでさえ、お風邪を召していらっしゃるのに』

『ようやく九十九夜を通ったのだ。今宵通えば
小町に会える…都に並ぶ者なきほどに美しいという
あの顔を、ようやく拝めるのだ…』

『少将様いけません!』

男、深草少将様は、若い女房を振り解いて
1人で真冬の中、再び出歩く

若い女房
『少将様!』

少将
『待ってろ、小町、今宵で百夜明日には…お前に会える』



その昔、都に小野小町と呼ばれる女がおりました。
名門小野氏に連なる女で宮中の局町に住む女房だった為、そう呼ばれていたそうですが、今となっては素性は
定かではありません。

※局町=宮中で女房たちの私室が並んでいる所

ただその容姿は、例え用もなく美しく優れた歌詠みでも
あったことから、都の公達はコソッと小町を慕い
求婚者は引きも切らぬ程だったと申します。


少将
『…小町…小町、小町………小町…』

小町?
〜私を想って下さるなら人目につかない様、身を
やつし、歩いて百夜お通い下さいな〜

少将
『………小町…』

小野小町は少将に意地悪な言葉を掛けたのか
それとも、彼の幻覚の声か、深草少将は真冬の真っ白な雪の道で倒れ死んだ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

銀さん
『えっ!少将死んだの!』

死柄木
『うるせぇな。これただの伝説だからな』

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




真冬の光景を見ている小野小町は、少将様か死んだという知らせを聞き

『…そう、来ないのね、少将は』

と、彼女は薄い笑みを浮かべていた。


時は経ち、女性たちが集まる会に参加した小野小町は



秋の夜も 名のみなりけり 逢ふ(う)といへ(え)ば
事ぞともなく 明けぬるものを

(秋の夜長など名前だけのこと愛しい方とお会いして
いると、呆気なく明けてしまうのですもの)


小野小町は1人になり、女性たちが彼女のことを囁き始める。


コソコソコソ

『そう言えば、深草少将様がお亡くなりになったとか、』

『ええ、何でも、惨めな身なりで雪の中に行き倒れていたそうなのよ』

『そんな形をしてまで通っていたお相手と言うのが』


小野小町は、女性たちの声を盗み聞きして言葉が出てこないのだ


『本当に、どれだけの公達が、あの人に熱を上げては
破滅していったことでしょう』

『なのに小町は自分の恋焦がれた公達がどんな不幸な目に遭おうとも、まるで気にしないのだから』




むしろ、そんな殿方が現れる度に、
小町の歌は冴えていく
まるで、小町を恋い慕う人の
想いを吸い上げて、ますます
鮮やかに色めいていく様な




にゃーーーーー



??
『白拓!!』


にゃーーーーー


小町
『可愛い子猫』

??
『おーい!はくたくー!!全くもう、何処に行ってしまったんだ?』


にゃーーー
ぐるぐる

小町
『子猫ちゃん』

??
『この辺に来たと思ったのだが…』

小町
『…何かしら?』

??
『女房連中が逃した猫の捜索までしなければ、宮仕えも楽じゃない』

小町は簾から子猫をソッと出す

『お探しの猫でしたら、ここに』

にゃーーー

??
『あー!いた!白拓!』

子猫を探していた青年は猫を抱っこする

??
『何処へ行ったかと思ったら、』

猫を抱っこしてあげた青年は小町の前にある簾近くで

??
『申し訳ありません。女房殿。局町に忍び込むとは、コイツもやっぱりオスだなぁ』

小町は微笑んで青年の声を聞き取るが

??
『…なんでも、この局には小野小町と呼ばれる宮中随一の美女がいるとか、コイツも小野目当てで忍んできたのでしょう。』

小町
『………まぁ』


にゃーーー!


??
『こら白拓、お前の体は雪で、まぶした様に真っ白だが
それで下心まで覆い隠せたとは思うなよ』


小町と青年
『わっ!』


大きな風が吹いて簾が動いて小町と青年の顔がハッキリと、お互い見たのだ


………パサッ


??
『すごい風だ』





その時から一体何が起こったのでしょう





吹からに秋の草木にしほ(お)るれば
むべ山風をあらしといふ(う)らむ(ん)

(山から降りてくる秋の風は、いつもこうやって
枯らす。なるほど山に風と書いて嵐と読むわけだ)




??
『それでは失礼します。女房殿』




それまで、どんな貴公子にも言い寄せれても
揺らぐことのない彼女の心が、まるで硬い氷が春風に触れて溶ける様に、一瞬でとかされてしまったのです。



知ってる?衣を裏返して熟睡すれば
恋しい人が夢に現れるんですって





いとせめて恋しき時はむばたまの夜の衣を返してぞ着る


(いっそ、この夜の衣を裏返してしまえば
夢の中で愛しい人と会えるのに)




またや、女性たちのささやき声が聞こえるようになったのだ




『あの小野小町さんが近頃、恋をしているらしいわ』


『えっ!?あの、氷の姫君が!?』


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

坂田銀時(銀さん) 
『氷の姫!?アナ雪じゃねーか!』


メガネで志村新八が踊る
かわいいだけじゃだめですか?の歌詞で

[たぶん小野小町も本気出してた!]

の、歌詞でハモる志村新八と
アナ雪のレディゴーとハモる
坂田銀時


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



再びの囁き声を聞く小野小町は
外の庭に行く。


『さぁ?けれど、あの方のことですもの。それは
さぞかし尊い身分の殿方と美しい恋をなさっているのでしょう』




その若者と会ったのは一度きり。
何処の誰とも分からぬ
さして、身分が高いとも思えない程の青年でした。 
けれど、小町のその面影は忘れられず毎夜毎夜
夢に見ては、その想いを募らせていったので
ございます。




かぎりなき思ひ(い)のままに夜も来む(ん)
夢路をさへ(え)に人はとがめじ

(限りない思いのままに夜ごと通っているのです。
夢の中であれば人はとがてないでしょうから)




小町は寝ていた
そして起きると…


??
『女房殿、お久しぶりです。先だっては失礼しました。今日はお別れに来たのです』


小町
『!?』

??
『この度、遠国に赴任が決まりました』

小町
『………』

??
『不思議なものですね。たった一度しか会っていないのに、何度も貴方の夢を見ました。どうかお元気で
女房殿ご縁がありましたら、また、いつかお会いする
こともあるでしょう』



小町は簾を半分下ろしたが


??
『いつか、ご一緒に田舎見物はいかがです?貴方と共にならば、どんな景色も色付いて見えるでしょう………
などと、私の様な者が言っても、ご迷惑でしょうね
忘れてください』


小町は簾を下ろしたがソッと簾から青年の姿を見ようとする。

??
『私は夢の中でお会いした貴方の面影を連れて任地に赴くと事に致しましょう』


その後、年老いた小町は宮仕えを辞し1人諸国を
大きな旅に出た。そして大きな旅にて
何処も知れぬ草場の陰で朽ち果てたのでございます。






法師
『………その、小野小町の幽霊が、この
すすき野原に留まっていると』

??
『ええ』

法師
『なんと哀れな…しかし不思議だ。どうして彼女は
そこまでして恋に焦がれた相手に付いていかなかったのだ?』


??
『さぁ?もしかしたら、怖かったのかもしれません。』

法師
『怖かった?』

??
『夢の中ならどんな恋でも美しい恋ができましょう。けれど、うつつ(現実)に、差し伸べられた手を取ってしまうと、もう2度、夢の中で会えなくなってしまいます。』



法師
『夢の中の恋は本当の恋ではないだろう?』







思いつつ寝ればや人の見えつらむ(ん)
夢としりせば覚めざらましを

(想いを寄せながら眠った夢の中で、あの方が見えた気がします。夢と分かっていたなら、いつまでもさめないでおりましたのに)







??
『もしかしたら小町も分からなくなっていたかもしれません。うつつ(現実)のあの方を愛していたのか、それとも夢の中で、あの方を愛していたのか、ただ夢の中で
あの方をお会いした小町は幸せでした。それだけは小町にとってしんしつと言えるものだったのでしょう………』



法師
『おなご(女)の拙僧には分からぬ、けれど
その女がこの地で朽ち果てたと言うのなら、せめて
お経の一つでも読んで[弔]っておくとしよう』


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



死柄木『とむらーー♪弔っておこう!』


坂田銀時『だから、死柄木じゃなくて小町のストーリーだって言っているだろ!』


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


??
『親切な法師様、小町も………喜んでいる事でしょう…』






ジャリと法師が唱えると同時に女の姿は、消えて行く
そしてクッキリと骸骨が現れて、その眼窩からススキが生えていた。



小野小町[完]






志村新八は泣きながら小野小町を讃えてダンス中

[そして小野小町も本気出してたー]


フォフォフォーー!!!!!


遠くに土方歳三…いや、3次元オタクの土方十四郎がいる

2次元オタクの志村新八はまだ気づかない


死柄木と坂田銀時も志村新八、土方十四郎の態度を見て呆れていた。

[完]笑








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