玉蜜

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8/8/2025, 9:39:53 AM

心の羅針盤

8/6/2025, 10:11:25 AM

またね



太陽は いつでも見てくれている

どんなに情けなく

どんなにみじめな気持ちになろうと

生きている

生かされている

それだけでいい


誰かが生きたかたった明日を

私は生きている


太陽は みんなを見てくれている

生きてさえいれば

きっとまた会えるよ

だから私の代わりに

言ってくれるよ


太陽から、またね







※この日で、書く習慣1周年を迎えました。
いつも見てくださっている方がいれば、本当にありがとうございます。

忙しさにかまけて書けていない日もありますが、
これからゆっくりと埋めていきます。
これから先も
命が続く限り頑張って書いていきますので、
どうか温かく見守りください🙏

8/6/2025, 1:42:26 AM

泡になりたい



神様

もう一つ 俺のワガママを聞いてくれないか

俺の魂を 海に帰してほしい

故郷の海が見たいんだ

父さんと魚をとり

母さんと砂浜で遊んだ

あの海を


男の体は

白いあぶくとなり

海に溶けていった


今頃は故郷の海だけではなく

世界中の海を巡っているだろう

彼の夢は

父のような立派な漁師になることだったから

8/5/2025, 9:41:12 AM

ただいま、夏



夏休みは

祖父母の家に帰るのが

楽しみだった


縁側でタバコを吸いながら

新聞を読む祖父はもういない


早口で九州の言葉をあやつり

酒をたくさん飲み

不器用だが孫には優しい

そんな祖父はもういない


じいちゃんがいなくなってから

もう何回目の夏だろう

ただいま、じいちゃん

おかえり、じいちゃん

8/4/2025, 9:40:36 AM

ぬるい炭酸と無口な君



ここはポケモンと人間が共生する世界

この世界にあるコメダ珈琲は

今日もたくさんのポケモントレーナーとポケモンで

にぎわっている


「ほら見てヤドン!キレイなクリームソーダだよ」


向かいのソファのヤドンは

いつもどおりぽやーとして動かない

前足をテーブルに乗せ

お尻を座面にべったりつけて

特に抵抗もせずに座っている


「ヤドンの分は

店員さんが長めのストローをつけてくれてるよ

ここに置いとくね」


目の前にソーダを置いてあげたら

グラスを認識したようだが

数秒後 視線を正面に戻した


「ヤドン、ソーダ飲めないの?

ほら早く飲まないとぬるくなっちゃうよ」


グラスを持ってヤドンの隣に座る

口元にストローを持っていく


「さあ どーぞ」


ちいさな瞳でストローを見つめ

ゆっくりくわえると

くぴぴと飲んですぐにやめた


「あれ?もしかして冷たすぎるかな?

じゃあちょっと置いておこうか」


グラスを手で握って温める

おしぼりで結露をふきふき


「そろそろいいかな

はい どーぞ」


再び口元にストローを近づけると

今度はくぴくぴ全部飲んだ

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