身近な人にこそ きちんと伝えたい
ありがとう と ごめん
時には 自分にも声をかけてみる
色々とごめんね
いつもありがとう
明日からもどうか懲りずにお付き合いください
149:ありがとう、ごめんね
卓上カレンダーをめくって
「12月」の文字を目にした
視覚でとらえる、冬のはじまり。
布団のあたたかさに
朝起きるのが、いっそう億劫になった
感覚でとらえる、冬のはじまり。
そんなことを考えていたら
無性にココアが飲みたくなってくる
これもまた 私の中の冬のはじまり。
今年の冬も もう間もなく
148:冬のはじまり
学生時代
ラルフローレンのセーターやカーディガン
バーバリーのマフラーなどが流行った
ネイビー・ホワイト・キャメル・グレーなど色とりどり。
そこでわずかに個性を主張しながらも
“皆と同じ”が心地よかった頃
ラルフローレンのセーターと
自販機のあったかいミルクティー
懐かしき わが冬の定番アイテム
147:セーター
別に夢見てたわけじゃないけれど
大人になれば
当たり前に結婚して
だれかと「夫婦」になると思ってた
そんな子供の頃がなつかしい
中身のない「夫婦」になるくらいなら
形式にはとらわれなくてもいいのかな
なんて強がりにも聞こえそうなことを言ってみる
互いのテリトリーを尊重しつつも、
ともに生きられる人に出会えるのなら
とても素晴らしいことだ
だけど そうでなくても
自分の人生はきっと素晴らしいものだ
そう思って、明日からも生きてみる
146:夫婦
些細なすれ違いから疎遠になった友
環境の変化とともに距離ができた人
意思を持って別れを決めた人
元気にしていますか
ときどき、ふと頭に浮かんでは消えていきます
万にひとつ、運命のいたずらか神様の気まぐれで
どこかで再び人生が交わることがあれば
きっと何か意味があるんでしょうね
お互いにいい大人になっているはずですから
互いの未熟さや蟠りは水に流して
笑ってお話できたらいいですね
それで最後はこう言ってお別れしましょうよ
「また会いましょう」って
145:また会いましょう