雲ひとつない青空
こんな空模様見た事ない
「今日が雨なら良かった...」
晴れの日の失恋ほど、痛々しいものは無いだろう
君は言う
「でも、世間がいいって言うものにならなきゃいけないなら俺は死ぬ」
「女の格好するのってそんなに変?」
「可愛くなりたいことが、男を男が好きなる事の何が普通じゃないの?」
俺は咄嗟に、「大丈夫だよ。心配しなくていいよ」と心無い発言をしてしまった。
「俺の”好き”だけが自分を守ってくれるんじゃないのかなぁ」
そっか俺は正しい場所からしか話してないんだ。
君と違って、裸で泣いている人がいても服をかけてあげることしか出来ず、裸で話を聞くことはできない。
君はすごいよ。尊敬する。
でも泣いている顔を見たくないんだ。
可愛くなれたらいいのに
断れない性格で、やな事も口に出せない。
ずっと大人の言いなりで、人間が嫌いだった。
だからストーリーで本音と愚痴かいて満足したけど、本当は恋なんてできるはずない陰キャなんだ。
友達は見せかけばかりで、運命なんか信じない。
鏡を見て思う。
可愛くなれたらいいのに。
そうしたら好かれたかな、嫌って言えたかな。
強くなれたかな。
家を出てふらふらして、意味もなく出歩いてた。
でも、君と出会ってから世界が真逆に動いた。
人生は単純って、私間違ってたんだ。
可愛くなるんだ、好きとか困るぐらい。
私を愛して、愛して、可愛がって。
もうこれ以上、私を裏切らない。
本当の私は可愛いんだ。
父から貰った手紙が捨てられない
小学校からの宿題で、親から手紙を貰ってきなさいという課題だっただけであって、自分の意思で書いてくれた訳では無いのだけれど、嬉しかった
父は手紙を渡したことはもう覚えてないだろう
ケンカしたときやイライラすることがあった時、何度か捨てようとしたが無理だった
手紙の内容は本心なのかなと疑うことがたまにある
そう思う度に悲しくなる
だけど捨てられない
これは私の大切なたからものだから
どうして誇らしいと思うの?
毎日連絡してくれてるのに“付き合おう”の言葉は確かに無かった。
“今から会いたい”って急な誘いで浮かれて急いでオシャレもしたけど甘い言葉に流されて、甘噛みされた耳が熱い。
“テスト期間でしょ?会いたいけど我慢するね”って、貴方の優しさが分からなくなる。
甘い言葉に流されて、首元につけられたキスマーク。
浮気とかしたらダメだからねとか何でそんな言葉言えるの?
勇気をだして言った。
「私たちってさ、」
君は遮ってヘラヘラ笑って、無かったことにしたね。
なんで付き合ってもないくせに、どうしてそんなに好きって言えるの?
どうせならベットじゃなくてデートで聞かせて欲しいの、おもちゃじゃやだよ。
帰り道に泣きじゃくって気づいた、私は恋をしていた。
でも頷いていればこの関係もずっと続くから、これ以上望めないし望まない。
貴方にとって、私は道具なの。
絡まる指も、勝手なキスも、あなたは恋をしてない。
あなたは恋をしていない。
帰り道一人なのに このまま醒めるのまじきちいな
もうちょっとだけでいいから東京の海、眺めてたい
ヒッピーみたいなフリしてるけどぶっちゃけ寂しがりなんだよ
缶ビールも底をついて 頼みのあいつも返事無いし
こんな夜も有り得るって頭ではわかってるけど
寂しいな
“誰もが照らされててみんな迷子みたいだな”
うわ、何言ってんだろ酔っぱらいの癖に
昔はキャラ立ちとか考えてたけど、今日はもうこれでいっか
もうちょっと歩くのもそんな悪くはないかな