重くて飛べない翼。
それは私の心の重みでもあって
そもそもの翼の重みでもある。
飛べたとしても、
きっと怖くてすぐ落ちていく。
飛べなくても
それはそれで構わないと思う。
私は翼と共に生きてきたから。
もう私は私を愛せないことなんてないんだから。
私はなにか1つでもなくなったら私じゃない。
それは私だけど。私ではない何か。
パズルのピースのような私。
いつも私は他人で、
いつも私は私。
変わっていくとこも愛おしい。
翼が折れても私は離せない。
それは私だったから。
いつまでも大好きだよ。
私が1番の宝物。どんな宝石でも叶わない夢を叶えれる。
そんな私を大事に生きる。私がもう私を押さえつけて居なくならないようにしたいから。
意味がないことこそ、
最大の意味を持つ。
そもそも意味のないことはない。
すべての事柄は意志の元に還るのだから。
だが、意味のないことをした、そう思って後悔しても、
それから得られるものはある。
学びや体験。
それは人生の見られないような、書かれないような物語の外に小さな幸せを生むことである。
だから、
意味のないことは、
大事な事だと
私は確信している。
あなたとわたし、
合わないね。
会ってもくれないし、
明日も仕事って毎日毎日言ってるね。
愛してるよ、なんて言葉も信用なんて出来ないよ。
あーあ、いつからこうなっちゃったんだろうね。
わたしとあなた、
分かり合えないな。
私だって忙しいんだと言っても、私だって寂しいと、
私たち、平行線な会話をいつまで続けるんだろうか。
笑うことも二人とも、昔より少なくなったな。
わかんないよ。君の事全部、全部。
わだかまりがとけることなんてないな。
割れた硝子のような、明日をまた繰り返す。
わたしとあなた、
自分のことしか考えていないものだからね。
しょうがないんだな。これが。
雨の予報を知らなかった私に、
柔らかい雨が私を埋める。
私は私に傘を持ってこなくてよかったと思えた。
初めて自分に優しくなれた。
雨が降ってるのに
ちょっと差してる矛盾したような陽射しも、
暖かい気がして、
ちょっとした幸せってどれほどありがたいか
それが今分かった気がする。
ちょっと厳しい人だって、
人のためを思って言ってくれてる
優しさもあって、
その優しさが不器用で
愛おしいなといつも思いながら
なんてことを思い出しながら
スキップをして。
夕暮れの道を歩き出す。
一筋の光だけ見てたかった。
暗闇が辛かった。希望の陽だまりの庭に
できる影に恐怖した。
綺麗なあの子にも醜いところはあったし、
元気なあの人にも悲しいところはあった。
光がある所に私は居れないけど、
闇がある所にだけ居れたけど、
それでも私は嫌なの。
光だけを見続けるためには
光を増やさなければいけない
私は一日を始めるための幕を開けた。
おはよう。そんな独り言を呟いて。