どこにも書けないこと

私は日記でも嘘をつきます。

時計の針

時間の流れが見えるから、私はアナログの方が好きです。

溢れる気持ち

走る
走る
走る
坂道を一気に駈け上がって
切れそうな息なんてがんばって無視して
走る
走る
走る

歩いても構わないのだけど
浮き立つ心がじっとしていてくれなくて
走る
走る
走る

玄関の引き戸を思い切り引き開けた。
「おかーさーんー!!　今日すき焼き、牛肉ってマジー?!」

Kiss

触れて　離れて　また触れて
輪郭をなぞって　離れて

わずかな吐息が肌をくすぐる

触れて　吸われて　離れて　触れて
軽く食まれて　離れて

密やかな笑い声

触れて　触れて　触れて　離れて

見交わす視線が　愛おしい

1000年先も

ねぇ　それなんて呪い？


変わらないものなんてないのに
在るってそういうこと