ふつふつと、怒りと苦しみは何度も湧き上がってくる。
一時沈静化しても、何度も何度も湧き上がってくる。
まるでマグマのよう。
もう何も追い出したくないと思っても、全部全部消えてくれと思っても。
何かに集中しても、集中してなくても。
ふとした瞬間に湧き上がる。
何も言わず、瞳を閉じて、グッと耐える。
考えないように、考えないように。
考えたら、泣いてしまうから。
早く消えてくれないかなぁ。
1番の友達って言ったくせに。
そんな友達が死のうが傷つこうがどうでもいいんだって。
自分が傷つかなければそれでいいんだって。
こっちをどれだけ傷つけようとも構わないらしい。
自分はリアルが充実してるから、うつ病になった人間なんていらないんだって。
友達なんて、その程度の価値しか無かった。
なんで心を許してしまったんだろう。
なんで友達にしてしまったんだろう。
スッキリさっぱり明日へ進むんだって。
ただでさえ底にいた人間をさらにどん底へ突き落としといて、笑って進むんだって。
許せないよ。
苦しい。
苦しくて苦しくて涙が出てくる。
どれだけ消えて欲しくてもまだまだ消えない。
私をこんな風にした君が憎くて憎くてたまらない。
私をこんな風ににした君が幸せに笑ってると思うと恨んで呪って地獄に落ちてくれとしか思えなくなる。
自分がこんなにも醜くなる。
自分がこんなにも酷いやつになる。
私はこんなにも酷い人間だったんだと、嫌になる。
考えたくないのに、頭に溢れてくる。
ふとした瞬間すぐに溢れてくる。
苦しい考えばっかりで、寝ることさえ出来なくなる。
自分が無事ならどうなっても良かったんだ。
自分が傷つかないなら、仮にも親友だった人間がどうなろうと良かったんだ。
初めての恋は楽しいか?
今も楽しく幸せに暮らしてるのか。
あぁ、恨めしい。
ものづくりが好きだ。
手作業でパーツを作り組み上げていく。
形のなかったものが、徐々に明確な形に変わっていくその過程が楽しいのだ。
今私の手の中にあるものは、どんな形に変わるだろうか。
それは宇宙のように無限の可能性を含んでいるのだ。
風が吹く。
ピュウピュウ、ザワザワと風が吹く。
風に吹かれて落ちた木の葉は、地面につかずに回っている。
グルグル回って、渦の中心に集まってく。
集まった木の葉はまた風邪に飛ばされる。
私の中に集まってしまったモヤモヤも飛ばしてくれないかな。