『 この道の先に 』
ぶらぶら 適当に 歩いてた 。
ふと 、 周りを見てみると 知らない場所 だった 。
お祭りを している みたいで 、
曲がり道がなく 、 一本の道 しか なかった 。
この道の先には どんな景色が 続いているのだろうか 。
『 日差し 』
夏が始まった。
ミーンミーン……
セミの鳴き声も聞こえる。
暑くて、汗が滲む感覚がする。
ふと、空を見上げたら、
強い日差しが、眩しい笑顔で私を見ているようだった。
『 窓越しに見えるのは 』
ショーウィンドーがずらりと並ぶ 。
赤のドレス 、 漆黒の帽子
色とりどりに 私を 包む 。
私の お目当てのお店 、
窓越しに見えるのは ____
「 いらっしゃいませ ! 」
そう 、 さわやかに挨拶をする あの人だった 。
『 赤い糸 』
好きな人の 元恋人に 出会った 。
好きな人曰く 、 いちばん長続きした 恋人 、 らしい 。
正直 嫉妬で 頭が 狂ったかと思った 。
私の 小指の 赤い糸は 、 誰に 繋がれているんだろう 。
もし 、 それが 好きな人だったら 良いかもしれない 。
でも 、 好きな人が 見てるのは 私じゃないかもしれない 、
だから私は 赤い糸を 切り離した 。
『 入道雲 』
いつも独りで 帰る道 、 今日は 隣に大好きな君がいる 。
ふと空を見上げると そこには 大きな 入道雲があった 。
入道雲 、 別名 積乱雲 。 雷雲だ 。
家までの距離が 長いせいで 、 独りが寂しかった 。
君との 別れる道 まで 、 あと少し 。
嫌だな 、 という気持ちを 神様が 読み取ってくれたのだろうか
急に 雨が降ってきた 。
「 やべ 、 雨じゃん ! どうすっかな … 少し雨宿りしてから帰ろうぜ ! 」
と 、 曇った空には 見合わない程 明るく 微笑んだ 。
夏も 、 雨も 、 帰り道も 全部全部 大っ嫌い 。
でも 君と居られるなら 話は別 、
こんな 時間が あってもいいかな 。
〆