『 夏 』
夏は暑くて嫌いだ 。
虫も多いし 、 汗もかくし … 最悪すぎる 。
夏休みの課題も多くて 、 遊ぶ予定もなけりゃ 出かける予定すらない 。
そんな時 、 ふと 1件の メールが 、
大好きな 、 あの人からの メールが
『 今度の夏祭り、2人で出かけない? 』
直ぐに 答える
「 いーよ、めっちゃ楽しみ笑 」
… こんな1つの 約束で 、
大嫌いな 夏も 、 ちょっと 好きとか 思ってみたり 。
『 ここではないどこか 』
暗い部屋 、 蒼白い光だけ 光る 部屋 。
学校にも行かず 、 家族とも関わらず 、
部屋から出るなんて ありえない 。
そんな俺は 、 ここではないどこかで 、
ここではないどこかにいる人と 話している 。
『 君と最後に会った日 』
… 今日 何月だっけ 。
最後に 家から出たの … いつだっけ ?
そう思って 家を出て 、
ふとポストをを 開けてみると 。
一通の手紙 、 君からの 、
内容は 『 また会える日まで 』 の一言だった 。
「 … ばか 、 逢える日まで だっつーの ( 笑 ) 」
『 繊細な花 』
花瓶に そっと 触れる 。
バランスを崩した 花瓶が 、
がしゃん 、 と 大きな音を立てて
割れて 足元に 転がる 。
真っ赤な 花が 、 繊細な花が
花びらが 、 茎が 、 バラバラに 壊れてしまっている 。
そんな 姿を見て 、 息が詰まる 。
干渉されて 、 重力に 逆らえずに 割れる 。
他人 が 私の心に触れて 、
私の心が 、 繊細な心が 大きく割れる みたいに ____ 。
『 1年後 』
1年後 、 どうなってるんだろう 、
それが 一言目 。
1年後 … 私は そもそも 生きているのだろうか 、
それが 二言目 。
私は 1年後 、 また同じ 空を 見ていられるのだろうか 。
今はただ 、 それだけ 。