病室
葛葉「俺は昔から病弱でよく入院していた。治っては発作で入院してのくり返しで友達は愚か知り合いも出来なかった、学校なら少しいる位で生憎友達が多く作れるコミュは持ってない。そんな中、こいつに会ってからつまらない病院生活に色が付いた、そして俺にトラウマを作った」
叶「ねぇ君名前なんて言うの?」
葛葉「(なんだこいつ?俺が言うのもなんだがいきなり話しかけてきてタメ口とか礼儀がない。)」
叶「僕は叶、今日から同室よろしくね!」
葛葉「俺は…葛葉、よろしく」
叶「葛葉はさーいつからいるの?」
葛葉「ちょっと前」
叶「そっかー」
と、たあいもない話をしてたら意外と仲が良くなった。だが俺はいつも短い入院だからすぐ退院する事になった。
葛葉「叶、じゃあまたな」
叶「うん!元気になって良かった!またね」
葛葉「見舞いに来てやる」
叶「偉そうなのなんなん?ww」
次の日
葛葉「よっ叶ー来たぞー」
叶「葛葉!来てくれてありがとう」
葛葉「調子はどうだよ」
叶「んーあんまり良くないみたい」
葛葉「そっか…まぁ元気になるまで来てやるよ」
叶「ありがと!」
次の日
葛葉「叶ー来た…って大丈夫か!?顔真っ青だぞ」
叶「葛葉大っきい声出さないでうるさい」
葛葉「ごめん…」
叶「言葉がキツかったねごめん」
葛葉「調子は…良いわけないよな」
叶「うん…悪化しちゃった」
葛葉「また明日来る…」
次の日
葛葉「あの178号室の叶と面会をしたいんですが」
看護師「あ…申し訳ありません178号室の叶様は容態が悪化してしまい面会不可となっております」
葛葉「そうですか…ありがとうございます」
次の日
看護師「叶様と面会出来ますよ」
葛葉「…!ありがとうございます!」
葛葉「叶!」
叶「く…ずは」
葛葉「あ…酸素マスク」
叶「よかっ…た会えてハァ」
葛葉「無理すんな…」
撫で…
叶「子供扱いす…んなよ」
葛葉「ww」
叶「ねぇ葛葉、死んでも友達だよ」
葛葉「仕方ねぇ奴だな」
ピーーーーーー
葛葉「叶なんの音…」
叶の目を見た時に気がついた目に光がない
これは叶の心音が切れた音だ
葛葉「叶?かなえ?かなえ!!!」
周りの人が気づいたのか医者が急いで入ってきた
医者「あ、8月2日20時49分ご臨終です。看護師さんご家族に電話を」
葛葉「か“な“え“ぇ…ヒグなんで死んだんだよぉ元気になって俺ん家でゲームするんじゃなかったのかよ」
それから俺は入院するたび俺の腕の中で死んでいった叶を思い出す
葛葉「ウッヒグ叶ぇ…会いたい…」
叶『そんな泣くなよ相棒!死んでも友達だって言ったろ!』
葛葉「叶?」
明日、もし晴れたら
犬神「僕はつくづく思う君って雨男過ぎない?君が楽しみにしてた時は全部雨だったし、君が嫌だって言ってた国語のテストの日は冬だったのに雲一つない晴天だったし、逆に凄いと思う。でさ明日さ、お前の命日なんだよ墓参りに行ってやろうかと思ってるんだ。明日が雨だったらお前が喜んでいると思っていいか?でも明日、もし晴れたら………。」
だから、一人でいたい。
葛葉「俺は昔からとても病弱だった、急に倒れては家族に心配をかけ、友達にもお見舞いにわざわざ病院まで来てもらっていた。申し訳ないなと思いながらも意外と楽しくやっていた。そんな中父の会社が倒産し、叩かれ、ついに父は自殺をしてしまった。そこから母は変わってしまった。ギャンブルや酒、煙草、男にどっぷり浸かってしまった。辞めてくれと頭を下げてもあんたら私の人生が崩壊した気持ちが分かんのか?もう終わりなんだよ!後戻りなんかできねぇんだよ!と、兄が必死にバイトをして俺の飯や学校にあててくれてるのを知った時なんて子育てしたときの恩だと思って私に全部送れと、金を奪い取った。そんな苦しい中俺は倒れた。兄は心配し、俺を病院に連れてってくれた、結構な入院費料だった。あるとき母が病院に来たと思ったら、お前が居るだけで金が消えてく兄も苦しんでいる、邪魔だ死ねと暴れた。兄は必死に止め、大丈夫邪魔なんて思ってないと言ってくれたが俺の心には母の言葉が深く刺さり抜けやしなかった。その日病院をぬけ出し近くの手入れされてない森で首つり自殺をした。俺は行方不明扱いになった。ずっと探してくれていた兄もいつしか諦め俺を探さなくなった。それでも今も懸命に俺を探してくれているやつがいる、お見舞いに毎日来てくれた、親友であり相棒でありライバルの叶だ。」
叶「葛葉~、おい!返事しろよ…
お前が居なくなってから1ヶ月経ったよ、お前が居ないと日々が楽しくないよ…出てこいよ」
葛葉「ごめんな叶、俺、もう死んでんだ。でもそれを言おうとは思わない何故なら俺が死んだと知ったらお前は俺を追いかけ、死ぬからだ。お前をよく知ってるから分かる。俺は死んで欲しくないよ…叶ぇ…。」
葛葉「だから」
葛葉「だから、俺は一人でいたい」
澄んだ瞳
叶「君(葛葉)のその真っ赤な澄んだ瞳からはどんな世界が見えてるのかな?とってもきれい?全部が眩しく見える?汚いものは見えてる?僕ね君の濡れてる澄んだ瞳が大好きなんだぁ♡君の瞳ならどんな瞳でもいい、けど特にその瞳が好き
潤んでてどの宝石より輝いてる!
汚したらどうなるんだろう見える世界は変わるのかな?真っ黒になって戻れなくなって澄んでいた頃は忘れてしまい僕と一緒に堕ちていく♡」
叶「あっ葛葉ー!」
嵐が来ようとも
嵐 別名 恋の引き裂き
葛葉「叶今日凄い嵐だって…」
叶「そうなんだ」
葛葉「……嵐が来ても俺を置いて行かないでね」
叶「当然置いて行くわけ無いじゃん」
葛葉「叶…すき…♡」
叶「葛葉、愛してる」