『 花束 』
人は全てを受け入れて前に進めるわけじゃない。
個人差はあると思うけど 例えば大切な人の"死"
私は去年、大切な人を失った。
私をよく可愛がってくれて父みたいな存在な人だった
出会ったのは私がまだ14の頃で私は心を病んでいた
色んな人に助けて貰って今がある。その内の一人だったんだ
死因はクモ膜下出血による急死
心の準備もできないまま 、
遠い地方に仕事に出たきり帰って来ることはなかった
亡くなった知らせを聞いた私は絶望してしまい 4日は寝込んだ
その人が亡くなったのに進んでいく時間と世界が憎くて虚しくて
それでも時間は待っても止まってくれない。
私は受けきれずとも前を向いた その時 少しは強くなったと思う。
その人の誕生日の日 花束を頼んだ
カスミ草 白と青のカーネーション
黄色のラッピング ピンクのリボン
綺麗だった 清々しいくらいとても綺麗で心が揺れた
その花束を写真の横に飾って「私これからも頑張って生きるね」
そう言って今に至るが けして私はその出来事を忘れたことはない
受け入れてもない。
ただ深く心に刻み その人が生きたかった今を全力で生きている
答えも正解も もう無い あの時…なんてそんなのも無い
それでもただひたすらに今を生きてただひたすらに頑張ってみる
私の頭の中ではまだハッキリ声も姿も全部鮮明に覚えている
今はその事を活力にして明日も頑張っていこうと思っているんだ。
今日は思いつかないので終わり
私は貴方を惑わせる
愛が欲しい それは彼氏とかじゃなく ただの人からの愛。
恋愛としての好きは要らない 好きって言われると気持ち悪くなる
本当に好きならただ自分の好きを優先して好きと伝えるより
好きだから私のために考えてくれて私のために行動してくれる
その愛が欲しい 。
だから私は人を惑わせる
試し癖がある私は好きって言ってみたり嫌われようとしたり
そうやってたくさん振り回す。
ただ私のことだけ頭に入れて私のためだけに愛を使ってほしい。
なんなら私の事大嫌いになって二度と頭の中から離れなきゃいい
私で振り回されて私だけ愛して、、
【どこにも書けないこと】
『 溢れる気持ち 』
貴方に会いたくて… どうしようもなく触れたくて…
もう私の元に戻らない事なんて分かってる 頭では分かってるの。
でも、もし叶うなら貴方ともう一度あの日に戻ってあの場所で
手を取り合って 笑い合いたい。
スマホのアルバムに鮮明に残ってる写真を1枚も消せずに
大事に保存してて それなのに手が届かないのが苦しくて
あの日の事も全て今でも昨日のように思い出せるのにどうして
今 、私は一人でベットに寝てるの。
貴方が今幸せならいいよ でも貴方の幸せな顔なんて見たくない
私が見たいのは貴方が私の隣で笑う姿だけが見たいの。
もう一度だけあの日、あの瞬間に戻れるのなら私は死んでもいい
だから… ね 。 私の処に戻ってきてよ、、
こんなに想ってるのにもう貴方の心に触れる事はできないんだね
私は今日も貴方の夢をみて 朝起きると涙が溢れてる。
『 Kiss. 』
寒さひとつも無い暖かくてもう夜なのに眩しい
セミや虫の鳴き声が家の中までよく聞こえている そんな夏の夜。
付き合ってるわけでもないでも友達でもない
熱くて危ない火遊びがしたくなる夏は私の気持ちも少し迷う
彼の家に行った その日は夜まで親も帰らない
学生だったのでいけないことをしてる気分になる。
付き合ってもない男女が手を繋いで近くのコンビニに行く
夏特有のラムネが店に並んでいて惹かれたので買ってくれた。
2人分の瓶ラムネはまるで夏を象徴するようで私はエモさを知った
家に着き、音楽をスピーカから流す
チルめの曲が夏の夜を更に盛り上げた
2人でリビングに座り瓶の蓋をラムネが零れないように押す
その夜帰りたくなくて気がついたら泊まってしまっていた
同じベットで寝る 横を振り向くと彼氏でもない友達でもない
そんな彼が隣で寝ている。私達は互いに孤独で互いに求めていた
孤独だったんだ。
善悪の区別も周りにかかる迷惑も何も分からない程に孤独だった
隣で泣いていた 彼もきっと孤独だった
そして彼は寝ている私の唇に優しくキスをした 何も感じなかった
私の心は彼を好きじゃない ただ誰かの温もりを求めただけ。
私は朝起きてすぐ彼の家を飛び出した
その日以来、彼と会うことはない
二度とあの夏は訪れない。