『優しさ』
“優しさ”は羽毛布団に似てる
軽くて
やわらかくて
あたたかい
そんなイメージ
寒い日の朝なんて
起きなくちゃいけないのはわかっていても
ずっとぬくぬくしていたい
でも仮に
ずっと布団に入っていたとしても
一度目が醒めてしまえば
温かさは引いていく 変わっていく
周りの優しさにも
甘え続けていたら
あたたかさは引いていく 変わっていく
ずっと甘えていたいけど
いつかは動かなくちゃいけない
ほらやっぱり
優しさは羽毛布団に似ている
『閉ざされた日記』
黒歴史でも書いてあるんだろうか。
見られない、見てはいけない日記なら処分してしまえばいいのに。
いつか開く日がくるのだろうか。
『ずっとこのまま』
変化の激しい時代
流行りはかつてよりさらに流動的で
世界情勢も不安を煽るものばかり
ネットの情報は何かに偏ったものが多いし
なんだか息苦しい
何か一つ
ずっと変わらないものがほしい
優しさに身を委ねたい
安心したい
私はずっとこのまま
平和に穏やかに過ごしたい
苦しいことや悲しいことはもうたくさん
『君と一緒に』
幸せにすると言ってくれた君
わずかな違和感を覚えながらも
うなずいた私
子どもができて
私と同じくらい
君が頼りにならないことを
痛感した
でもね
初めてだらけの子育てを
“一緒に”
楽しんだり慌てたり
心配したり喜んだり
頼りにならない君と分かち合えたことが
どれほど心強かったか
幸せにする、なんて言われても
君に幸せにしてもらおう、なんて
思っていなかったから
ちょっとだけ違和感があったけど
こんな風に幸せは作っていくんだろうな
こんな風に君と一緒に
『冬晴れ』
切るような冷たい空気
どこまでも澄んだ空
薄い水色の空はどこまでも遠い
雲ひとつない明るい空
風の音が街を駆け抜ける
これだけ風が強ければ
それは雲も留まっていられないわ
こんなにキレイな空だけど
見上げることもなく
コートに顔を埋め
今日も足早に職場に向かう
ああ、さっむ