『君の背中を追って』
君の背中を追ってここまでやってきた
いつも羨ましかった
賢くて明るくて、ちょっと抜けてるところまで
そんな君に憧れて
卑屈になったときもあった
だから
君が私のことを羨ましいと言ったとき
心の底から驚いた
結局みんな
隣の芝生は青く見える
無い物ねだりなんだろう
『好き、嫌い、』
小学生のころ、道端にたくさん咲いてたコスモスの花でよくやった花占い。
好き、嫌い、好き、嫌い、…。
毎回同じ結果。
となると、子どもながらにも気が付いてしまう花びらの枚数。
気付いてからは「嫌い」から数えてた。
もう占いでもなんでもなくなってしまっている。
楽しかったな。
『雨の香り、涙の跡』
雨の匂いがする。
顔を上げて窓の外を見ると、低い雲が重くたちこめている。
すぐに雨が降る。それもきっと激しい雨が。
それは、私の近い未来を暗示しているようだった。
私にも、これから嵐が来る。確実に。
そうだ。泣いている場合じゃない。
傘を持ち、嵐になる前に動かなければ。
今すぐ。手遅れになる前に。
涙はもう乾いている。
動け。今、何ができるか考えろ。
私は、負けない。
『糸』
糸といえば
「縁」という字にも糸が入っていますね
良いご縁は引き寄せましょう
悪いご縁は断ち切りましょう
アンテナを張り巡らせて
どの糸が自分にとって良い糸なのか
きちんと見極められるようになりましょう
そして自分からつながる糸は
誰かにとっての良い糸になれるよう
意識して過ごしましょう
『届かないのに』
年に何度か、母にメールを送る。
嬉しかった時、悲しかったとき、辛いとき、なんでもない思いつきのときも。
もう何年も。
もうどこにもいないのに。
届かないのに。
当然返事もない。
それでも、止めてしまうとかすかに残った母の気配をも消してしまいそうな気がして。
いつまでもこうしているのも良くないかもしれない。天国の母に心配をかけてしまっているかも。
お母さん。
もう少しだけ、もう少しだけそうしたら、ちゃんと大丈夫にするから。
ごめんね。あと少しだけ付き合って。