小さな貝がら

Open App
9/24/2024, 9:41:01 AM

ジャングルジム

頂点まで登れば
背が小さい私だって
下を見下ろしたり
一つ一つが小さく見えたり
色んな事知れたよ

子供の頃に憧れていた
あのほわほわした
綿菓子の様な雲にも触れる気がした

色んな夢があったね
みんなそれぞれ

俺の方が上だぞ〜
偉いだろ?なんて
やんちゃぶっていうあの子

少しどこかつっぱねてるのに
気持ち優しかったりとかね

そんな中身に分かって貰えない彼は
今 どうしてるかな?
密かに好きだった
密かに憧れだった

あの夕暮れの色に落書きしたくなった
絵が好きな女の子は
お気に入りのペン
ポッケに隠して上がったよね

あの頃のピュアな気持ち
どこ行ったんだろう?

あの頃 いつも友達と行った
公園に散歩しよう

何か元気貰えるかもしれないから

9/22/2024, 12:12:02 PM

声が聞こえる

聞こえるんだ
どれだけ離れていたって
君の声は聞こえてるよ

何も言わなくても
伝わっているよ
君の心の気持ち

不思議だね
なんでだろう?
何故か分からないけど
耳を澄まさなくても
聞こえてくるんだ

だから大丈夫だよ
離れているけど
僕は君を見ているから
ずっと見ているから
ずっと愛しているから

9/6/2024, 1:42:52 AM

貝殻

私は小さな貝がら
海辺にそっと泳がされた
私は何処へ向かうんだろう
この青い海の中

最初は冷たいと感じた
だけど少しずつ慣れてきた
そしたら心地よいと感じ出した

自分が生まれてきた意味を
ほんの少し感じ出した

そよそよと吹く風に揺られながらも
私は泳いでいる

繋げ繋げ 届け届け
自分の紡ぐ心の糸に
誰かに繋げ 誰かに届け

心の中に小さな地図を描いた
夢へ向かう地図を描いた
少し険しい道程(みちのり)だけど

好きなだけ紡ごう
私は小さな貝がら
あなたに届く迄紡ごう

9/3/2024, 12:50:15 AM

心の灯火

ただ真っ直ぐに ただ真っ直ぐに
心の中にある物に歩んで来た
目印はつけたつもりだけど
いつまで経っても辿り着かない

日々の歩みの中で
出会う人々の
励ましの声はなく
要らない言葉ばかり
耳に入ってくる

その雑音に時に疲れ
その声に時に心病み

その度に自分の心 自分の胸に
手を当てて自問自答した

何処へ歩めばいいのだろう?
答えなんて分からないけど
だけど遠くに見える
小さな灯火 自分の夢 自分の想い

生きてきた日々 私は一心不乱だった
一生懸命頑張って来て見えてきた
小さな灯火を私色にしたい

それを必要としてくれる人がいるのなら
好きな事を好きなだけ歩み
小さな灯火をあなた色にもしたい

8/31/2024, 6:30:12 AM

香水

普段 香水なんてつけないのに
今日はどうしたの?
君らしくないけど
僕はどんな君も好きだよ

君は寂しそうな顔で呟いたんだ
「母の香水なの」と

もう 会えないから
母にもう会えないから
だけど傍にいたくて
少しでも近くにいたくて

僕はいたたまれなくなった
君に僕は何をしてあげられるんだ
悩んでも 悩んでも
見つからなかった

男らしくないけど
そんな香水の香り
消すような事だけはしたくなかった

香水の香りに相応しくないかもだけど
君に届けばいい
僕が君を思っている気持ち

Next