ジャングルジム
頂点まで登れば
背が小さい私だって
下を見下ろしたり
一つ一つが小さく見えたり
色んな事知れたよ
子供の頃に憧れていた
あのほわほわした
綿菓子の様な雲にも触れる気がした
色んな夢があったね
みんなそれぞれ
俺の方が上だぞ〜
偉いだろ?なんて
やんちゃぶっていうあの子
少しどこかつっぱねてるのに
気持ち優しかったりとかね
そんな中身に分かって貰えない彼は
今 どうしてるかな?
密かに好きだった
密かに憧れだった
あの夕暮れの色に落書きしたくなった
絵が好きな女の子は
お気に入りのペン
ポッケに隠して上がったよね
あの頃のピュアな気持ち
どこ行ったんだろう?
あの頃 いつも友達と行った
公園に散歩しよう
何か元気貰えるかもしれないから
声が聞こえる
聞こえるんだ
どれだけ離れていたって
君の声は聞こえてるよ
何も言わなくても
伝わっているよ
君の心の気持ち
不思議だね
なんでだろう?
何故か分からないけど
耳を澄まさなくても
聞こえてくるんだ
だから大丈夫だよ
離れているけど
僕は君を見ているから
ずっと見ているから
ずっと愛しているから
貝殻
私は小さな貝がら
海辺にそっと泳がされた
私は何処へ向かうんだろう
この青い海の中
最初は冷たいと感じた
だけど少しずつ慣れてきた
そしたら心地よいと感じ出した
自分が生まれてきた意味を
ほんの少し感じ出した
そよそよと吹く風に揺られながらも
私は泳いでいる
繋げ繋げ 届け届け
自分の紡ぐ心の糸に
誰かに繋げ 誰かに届け
心の中に小さな地図を描いた
夢へ向かう地図を描いた
少し険しい道程(みちのり)だけど
好きなだけ紡ごう
私は小さな貝がら
あなたに届く迄紡ごう
心の灯火
ただ真っ直ぐに ただ真っ直ぐに
心の中にある物に歩んで来た
目印はつけたつもりだけど
いつまで経っても辿り着かない
日々の歩みの中で
出会う人々の
励ましの声はなく
要らない言葉ばかり
耳に入ってくる
その雑音に時に疲れ
その声に時に心病み
その度に自分の心 自分の胸に
手を当てて自問自答した
何処へ歩めばいいのだろう?
答えなんて分からないけど
だけど遠くに見える
小さな灯火 自分の夢 自分の想い
生きてきた日々 私は一心不乱だった
一生懸命頑張って来て見えてきた
小さな灯火を私色にしたい
それを必要としてくれる人がいるのなら
好きな事を好きなだけ歩み
小さな灯火をあなた色にもしたい
香水
普段 香水なんてつけないのに
今日はどうしたの?
君らしくないけど
僕はどんな君も好きだよ
君は寂しそうな顔で呟いたんだ
「母の香水なの」と
もう 会えないから
母にもう会えないから
だけど傍にいたくて
少しでも近くにいたくて
僕はいたたまれなくなった
君に僕は何をしてあげられるんだ
悩んでも 悩んでも
見つからなかった
男らしくないけど
そんな香水の香り
消すような事だけはしたくなかった
香水の香りに相応しくないかもだけど
君に届けばいい
僕が君を思っている気持ち