「感情と言う名の絵の具で」
海の底にいるように
暗く 冷たく
僕はただ足掻いていた
伸ばす手の先に
何も触れるものは無い
僕はただ不安だった
温かい地上に憧れながら
誰かの手を待ちながら
僕は小さな貝がらを並べた
色それぞれの中に
僕の心の感情という名の
絵の具を足すと
どんな絵が書けるだろう
7色の虹も描けるだろうか?
明るい絵が描けたら
僕は深い海の底から
少しの隙間から見えている
明るい地上に上がり
目の前に虹が見れるだろうか?
2023年 9
「生きていたって」
君にただ会いたくて
君とただ話したくて
17年振りに繋がったのに
重い扉を閉じられた
僕が悪かったのかな
僕が消えたらいいのかな
大切にしてる気持ち
そんな気持ちなんて
届かない
届かない
届かないなら
僕は生きていたって
無意味なんだ
君の為に
何も出来ないのなら
僕は生きていたって
無意味なんだ
2023年 8
「心の日記帳」
開けない 開けない
心に記すこの日記帳
あの日閉じてしまった
心の扉
開かない 開かない
硬く閉ざされたこの扉
痛いままの心
貴女が居なくなってから
誰よりも思ってた
大切に思ってた
開けない 開けない
心に記す 一つの思い
涙で濡れた
ただ一つの日記帳
その染みは消えない
例え貴女が現れても
開かない 開かない
貴女が私を解ってくれる日迄
硬く閉ざされたこの扉
代わりに誰か開こうとしても
貴女の代わりは
どこにも居ない
2023年 7
「夢を見てたい」
夢を見てたい
ずっとずっと
この時間続けばいいのに
凭れ掛かる肩が
今 横にある現実
まるで嘘みたい
ずっと思ってた
密かに思ってた
言えなかった
自分の思いなんて
言えなかった
揺れる心を
どう抑えたらいいのか
日々考えていたくらいね
好きとか愛してるの言葉じゃ
もう足りなかった
貴方を思う気持ちは
足りなかった
夢を見てたい
貴方と過ごす時間
あの日貴方を
好きになった時から
2023年 6
「雪のように」
雪のように寒くなって
少し切なくなる
何故だろう
少し前に話したのに
心に貴方が居ないみたいに
感じちゃう
冷たい雪じゃなく
温かい雪みたいに
優しさに包まれて
過ごせたら幸せだな
貴方と見たいな
この淡い雪
幸せな時間がくれた
小さな思い出は
心に溶けることなく
残る雪のように.
貴方をずっとずっと
思うから
2023年2